5月6日、以前室戸ジオパーク事務局として活躍していた地質の専門家の柴田さんが、ご家族連れでフルコースツアーに参加してくれました。もう一組のご夫婦と一緒に6人で三原山へ。

(午後から雨の予報に、いつもより若干早めのスタートでした)
いつもの“縄模様の溶岩地帯”で「溶岩がどの方向から流れて来たか?」クイズをしていたら、柴田さんが「こっちの方が後から流れて来たんじゃないかな、根拠は…」と、左右の溶岩の流れの順番を考え始めました。

いつも立ち寄る場所ですが、ここで“流れた順番”を考えた人は初めてだったので「さすが!」と思いました。
続いて皆さん、足元の小さなキノコを発見。

「制服の金ボタンみたい。」という、お母さんの発言にも感動しました。
柴田家の皆さんは、次々に不思議を見つけて皆で考えていました。
「なぜイチゴの花びらがシワシワなのか?」

(今まで考えたこともない疑問…そういえば、なぜなのでしょう?)
「なぜ溶岩に層ができるのか?」
「なぜ、丸い溶岩が転がっているのか?」

(写真が暗いですが、大きな丸い溶岩に手を置いています)
「この建物(トイレ)は、6角形か8角形か?」

この質問もビックリしました。
いつも見ているのに答えられず…お母さんが一周して調べてくれて、8角形だとわかりました。
「視界に入っていても“見て”いないものが多いなぁ」と改めて思いました(^_^;
疑問に思ったことはシッカリ観察。
どこからともなく、まん丸いカワイイ溶岩を見つけ披露する柴田さん。

「漬け物石にぴったりだわ~」の声があがっていました・笑
中が赤くガサガサで回りが黒くコーティングされている大岩は「アーモンドクランチチョコボール」と命名されました(^▽^)
さて、ギリギリセーフでなんとか火口を見た後に、雲がやって来て…

何も見えなくなりました。
雄大な景色を見てもらえなくて少々残念だったので、この日は目の前に火口が見える斜面でお弁当を食べながら、雲が晴れるのを待つことにしました。
おお~、期待通り晴れました!

三原山さん、ありがとう!(^▽^)
もちろん裏砂漠でも、めいっぱい遊びました。

皆さん、メチャクチャ楽しそう…
そしてこの日のジャンプは…
「2人で手をつないで飛ぶ」という、またまた初の試み!

いっぱい笑って楽しい時を過ごしました。
ところで柴田家の皆さんとは、翌日も少し一緒に回りました。
元町の溶岩の上では、石の形によって違う音が出ることを発見。
この形の溶岩が、高温の美しい音が出るようです。

「こどもたちに良い音が出る石を探させたら喜びそう」というお母さんの言葉に「そうかも!」と思いました。
海岸では、崖に空いた穴が何であるかを調べ…

“木”であることの証拠を奥さんが発見!
砂浜の穴(カニ?)は木の枝を使って長さを計測。
目の前の景色に不思議を見つけ、観察し、考える皆さんの姿勢に、本当に感心しました。
そしてめいっぱい楽しむ姿勢にも!
また皆さんと一緒に、不思議を探して歩きたいです。
(カナ)