グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

【地球から見る、日本の旅 第31回】島根半島・宍道湖中海ジオパーク 八百万の神が集う国・地下に拡がる洞窟で出会う世界

2024年08月11日 | 火山・ジオパーク
1週間後の日曜日の8月18日に、「【地球から見る、日本の旅 第31回】島根半島・宍道湖中海ジオパーク 八百万の神が集う国・地下に拡がる洞窟で出会う世界」が開催されます!

先日リハーサルが行われ、当日出られなかったので、録画を拝見したのですが、とても面白かったです!

今回の舞台は、八百万の神様が集まるとされる出雲の国の汽水湖に浮かぶ小さな島。
標高約42mの低い島なのに、火山なのだそうです!
地下には溶岩で出来た洞窟が広がり、真っ暗な地下世界では、見たことのない生き物たちが!!

伊豆大島と同様に粘り気のない溶岩を流す火山らしく、地下には伊豆大島でお馴染みの、〇〇の形の溶岩があって親しみを感じました☺️
ガイドの松原さんの語りも資料も、とても、わかりやすくて楽しいです!

リハーサル録画を見ていて、「火山て多様なんだな」、「日本全国に素敵なガイドさんがたくさんいるのだな」ということを、しみじみ感じました。

あと1回リハーサルを経て、本番のツアーとなります。
ツアー詳細&お申し込みはこちら
3日後のガイド勉強会はこちらです!

皆様ぜひ、ご視聴ください!

あ〜、楽しみ!!☺️❤️

(かな)
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イイジマムシクイ再び

2024年08月10日 | 
今月4日、またイイジマムシクイに出会えたのでUPします。

朝の林道を走っていると(もちろん車で)あの、特徴あるさえずりが聴こえてきました。
おお!ここにもいたのか!!
と、すぐさま車を停めて辺りを探すと。

いたーーーーーーーーーーっっっっっ!





カメラ目線、ありがとうございます。
なんちゅーかわいさ。

最低4羽がいたようでおそらく家族でしょう。





とにかくみんなちょこまかとよく動き回って撮影には苦労しました。


この子、とっても幼鳥っぽくないですか?




イイジマムシクイたちは時々さえずりながら少しずつ移動し、食べ物を探していました。
今の時季はアオバハゴロモがたくさんで主にそれを狙っているようです。






どんな仕草も絵になります。


最後の1枚。
気が付けば1時間近く追いかけていました。

撮影を許してくれたイイジマムシクイに感謝です。

がんま
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猛暑の地学部ツアー2日間!

2024年08月09日 | ツアー
あまりにもツアー報告が溜まってしまったので、今日は2日分のツアーをまとめて報告します。
8月1日〜2日にかけて、明治大学付属中野中学・高等学校の地学部の皆さんと歩きました。

最初は、”火口〜裏砂漠1日ツアー”の希望でしたが、熱中症対策で2日間に分けて、スケジュールを組んでくれました。

1日目は三原山へ。

男子校でしたが、日傘を準備してくれている生徒さんが多く、ペットボトル2本以上のOS1や水を持って出発!

セミも難なく手に取って…

大きなカメラで撮影していました☺️


黒い溶岩の上は、「暑い〜」という感じですが、みんな丘に登って溶岩を興味深げに観察。

「粘りのない溶岩が、なぜ上に向かって流れたように見えるのか?」の謎解きに挑戦中です☺️

岩を持ち上げる力持ちも1名!

暑くて疲れたけれど、みんなで頑張って歩いて、全員無事に火口西展望所着。

「火口を真ん中にしよう!」ということで、左右に分かれて記念写真❣️

帰りの1本道は、数名がダッシュ!

日傘がパラボラアンテナになるぐらいに、風を切って走っていました。

下山しながら写真を撮りあって

「人物写真の横に『そうだ、三原山へ行こう!』という文字を入れたい!」と語る、生徒さんもいました。(将来はデザイナーかな?)

2日目は裏砂漠へ。
セミが飛び交う低木林地帯を抜け、

開けた景色の場所にさしかかった時には、地学部の本領を発揮して…

こんなステキな火山弾を発見!

生徒さんたちは、「2分の1巨人の鎖骨火山弾」と名付けていました。

なかなか良いネーミングかも?(笑)

他にも、梅干しのタネみたいな綺麗な形の火山弾や

ブルーのキラキラがいっぱい入った「人の顔みたい」な石。

「なんで茶色が入っているの?」の石。

(コンクリートとサビかも?)

裏砂漠では、若者らしいジャンプや

マッタリ休憩や遠出など、それぞれの過ごし方で、“黒くて何もない大地”を楽しみました。

とても暑い2日間でしたが、だれも熱中症にならず(私は疲れましたが)、伊豆大島の火山と生きものたちの姿を見てもらえて、良かったです。

地震、大雨、暴風、猛暑と、日本中、無事な場所はどこにもない感じですが、できる限り、学んだり備えたりすることで生き抜けたら良いな…と思います。

2日間の体験が、未来の地球を生きる若い皆さんにとって、少しでも心に残る存在になったら良いなぁと願っています。

(かな)
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モーニング ウォーク

2024年08月08日 | 今日の大島
8月17日の山の日のイベントツアーの下見に行ってきました!


早めに出発して、6時半ごろ歩き始めたので、静かな山を貸し切りです😉


ゆっくり足元を観察しながら歩くと、遊歩道沿いに溶岩の上では見慣れない植物が...

マルバグミでしょうか?

久しぶりに1986年の溶岩流先端の横の道を通ります。


草が生い茂るこの季節でも、メンテナンスされていて歩きやすかったです。


もう季節は終わりですが、日陰の場所にはところどころガクアジサイ残っていて、
ひとりで「ガクアジサイ探し」を😄

全行程で8つ見つけました✌️

草木が生い茂るところでは、アブラゼミの激突が激しいながらも、
ジャノメチョウに出会ったり


お亡くなりになったキョンや


オナガミズアオにも出会いました。


15分ほどで外輪山の麓に到着です。


つきあたると、この看板があるので、わかりやすいです。


いざ、赤ダレへ〜!

しばらく雨が降っていないので、幻の池あたりの地面もカラカラです。


ちょっと寄り道して、ここだからこそ見られる伊豆諸島の島々を♪


赤ダレまでもう少しです!


看板ができて、霧が出てても迷わなそうですね😉


目印のゴリラ岩と解説看板がすぐそこです!


いざ、赤ダレの絶景を!!!
と期待を込めて崖をのぞいたら....


チーン😓


半分、影に隠れていました😓😓😓


時間は、朝の8:00くらいです。
暑すぎず、歩きやすいけど、半分見えないのは、残念です...

代わりに凛々しいゴリラ岩がなぐさめてくれました😆


帰りは、外輪山の脇を通るルートです。


サクユリもまだ、美しさを放っていました✨


植物が生い茂るコースの中では、
クサギの花を求めるアサギマダラに出会ったり


ぶどうのようにたわわに実るオオバエゴノギの蕾を眺めたり


観察が楽しめます✨✨

9時ごろに戻ると、多くの観光客の方にすれ違いました。

親子やサッカーキャンプの団体さんなど、夏休みだなーと実感しました。

8月17日は、9時スタートなので、暑さ対策をバッチリして歩きたいと思います!
みなさまのご参加をお待ちしています😊

(ユリカ)
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裏砂漠焼け跡の、ススキにビックリ!

2024年08月07日 | ツアー
神奈川県立川和高校理科部の皆さんのツアー。2日目午後の部は、裏砂漠の火災後の植生を見に行くチームと、動物園に行くチームに分かれました。

みんなの希望を取ったら、裏砂漠焼け跡チームは生物の先生一人だけに…😅
一周道路に車を止め、細い道を入っていくと

2ヶ月半前と全く違う景色に出会いました。

下は5月26日の写真ですが、場所はやや違うものの、どこも草はほとんどなく、焦げた木が目立ち

ススキも、ちょろっと伸びていただけだでした。

それがこの日は、道(?)にもススキが伸ていました!

ススキ野原を維持するために、野焼きをする意味がよくわかりました。

帰り道では、シオヤアブ(たぶん)が獲物を捕まえたまま、目の前を横切ったり

お客様(生物の先生)が、エノキの葉にアカボシゴマダラの幼虫を見つけて教えてくれたり!

三原山や裏砂漠では、エノキはほとんど生えていない(私は見た記憶がありません)ので、幼虫も初見でした。(アカボシゴマダラは要注意外来生物)

さて、動物園組と合流した後は、神社で極相林を見て、海岸植物観察へ。
「ここ面白いよ〜」と、海岸を散策する女子高校生たち。

海岸植物らしい、肉厚の葉を持つ植物を観察していました。

もちろん、私のお気に入りの植物(オオシマハイネズ)も紹介しました。

ギリギリ地面につかずに、垂れ下がっていました。
ずっとこの状態が続いています。「地面につくと、都合の悪いことがあるのか?」と、不思議な気持ちになりました。

最後に、伊豆大島の夏ならではの「顔より大きいラセイタタマアジサイの葉っぱ」を見に、とある場所へ。

「おおきい〜!」と驚いてもらえました(笑)

裏砂漠、神社、海岸を歩いた後、「少しの距離で、こんなに色々な環境があるなんて!」という女子高校生の言葉も嬉しかったです☺️

夕方、2日間一緒に過ごした皆さんを、港でお見送り。

たくさんの発見と、楽しい時間をありがとうございました!!

(かな)
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トカゲに始まりトカゲに終わる

2024年08月06日 | ツアー
神奈川県立川和高校の理科部の皆さんのツアー2日目、午前中は温泉ホテルから裏砂漠を往復しました。

生徒の皆さんが、最初に「かわいい〜💕」と言って観察していたのは…

尻尾が再生したと思われるオカダトカゲ!

「もう1匹いる!」と、こちらにも注目!

穴から顔を出し、こちらの様子を伺っていましたが、意を決して逃げ出したら…

この子は、まだ尻尾が再生してなかったです!(トカゲが襲われる確率、高いんですねぇ💦)

同じ場所で、「鍵層」と呼ばれる神津島から飛んできた白い火山灰の層を紹介したところ、「これが鍵層か!」「初めてみた!」と喜んでいたので、一緒に記念写真。

☺️

ジオ・ロックガーデンでも元気!


裏砂漠でも元気に飛びました!!


小さなハチジョウイタドリの芽生えも、みんなで観察し


カップ型のウツギの実や

丸いしずくのような形のオオバエゴノキの実も、「かわいい!」とみんなで観察☺️


虫も全然OKなので、体にくっついてきた(?)幼虫を、「皆で見やすいように」と観測機器の上に置いたら、「熱くてかわいそう!」との声。

「確かに…」と反省し、すぐに近くの草の中に戻しました(食草が違うかもですが)

トノサマバッタも立ち止まって観察。


ツアーの終わり頃には、側溝の中に再びトカゲ!

トカゲで始まってトカゲで終わるツアーとなりました🤣

最後に、先生がサルトリイバラの葉に、素敵なデザインのルリタテハ幼虫を見つけてくれて…

何人かが「毛虫に触る」体験をして楽しそうでした🤣(派手なわりに毒毛を持たない毛虫です)

ということで、元気な女子高校生たちと楽しい時間を過ごしました❤️
午後のツアーも書くと長くなるので、明日に続きます〜(どんどんたまる…😅)

(かな)
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虫と仲良しに

2024年08月05日 | 

久しぶりのツアーはお父さんと8歳のわんぱくそうな男の子 一応がんがん歩いてくれて 私の話もしっかり聞いてくれるのだが・・・ 困ったことが  

                  

先に行っても セミが飛び出すと戻ってきてしまいます。自分の虫取り網も持参で取る気マンマンで会ったのに蝶々もダメ

私の捕まえたセミも見ることできない。登山道を歩いていてもダンスのステップよろしく バックステップ

 パパの捕まえたセミ見においで!

        ここまでが最短これ以上は近づく事はできませんでした。

 ?パパの虫取りが止まりません?聞くとパパも虫は苦手 だったようで 捕まえて手にとって慣れて面白くなったようだ この時期は霧の出ることも多いいのだが、今日クリア

このツアーでの目標この子にセミを掴んでもらいたい!  この目標は全然叶わなかった。 しかし、パパの虫嫌いはクリアしたかな(しま)

コメント (1)
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高嶺の花と謎の飲み物

2024年08月04日 | ツアー
夏休みの学校ツアーの報告が溜まっていますが、少しずつまとめていきたいと思います。

7月末、神奈川県立川和高校の理科部の皆さんが、2日間のツアーに参加してくれました。

1日目の7月30日(月)は、三原山へ。
黒い溶岩の上は暑いけれど、みんなしっかり「教科書に出てくるイタドリ」を観察。

草陰にサクユリが咲いているのを見つけて、こちらも観察!

綺麗な花が残っていてくれて、良かったです!


ほとんど日陰のない坂を登りながら、みんなで猛暑についておしゃべり。

気温の下がらない夜を、「サウナイトって言葉を流行らせたい!」と言っている生徒さんがいて、面白かったです。
サウナイト🔥 良いのではないでしょうか〜🤣

山の上の三原神社では、「夏の風物詩」とでも言いたい風景が!

アブラゼミが群れ始めたのです!

アブラゼミは、樹液の出ない鳥居に止まって何を思っているのでしょうかね😅

無理をして火口1周はせず、西展望所へ向かうことを決めて歩き始めた時、生徒さんが岩の上に一輪だけ咲いているサクユリをを見つけてくれました。

「高嶺の花だね」と生徒さん。

あまりにもピッタリで、素敵な表現だったので感動しました❣️
まさに高嶺の花ですね〜!!

そしてついに、西展望所到着!

全員無事に、ここまで来られて良かったです❤️

午後は、地層切断面を見て

筆島で”海に囲まれた島だから見える景色”を観察。

最後に波浮港を上から眺め

港に降りて散策しました。

ここで生徒さんたちが盛り上がっていたのが、この自販機です。
なぜかというと…

”謎の飲み物”があったから!🤣

これは買いたくなりますよね〜🤣🤣

最初に出てきたのは「ラムネ」でしたが、みんな「違うものが出てくるのでは?」と次々に買って、最後には「売り切れ」に!

で「謎の飲み物を売り切れにしたメンバー」で記念写真🤣🤣🤣

いや〜盛り上がって楽しかったです💕

2日目のツアーは、明後日に報告します。

おまけ。
三原山の避難壕の中にいた甲虫(セマダラコガネ?)

みんなから少し離れたところにいたので、特に知らせませんでしたが、記録として載せておきます〜。
 
(かな)
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キアシシギ

2024年08月03日 | 
今週火曜日、早くもキアシシギが北国から戻ってきました。
無事に子育て終わったんでしょうか。
そうであれ!

万立(まんたて)にて。



あれ?なんか間違い探しみたいだな・・・
まあいいや。もしかしたら夫婦かもしれません。
これからの旅も順調でありますように。

そして近くの岩礁がこんなことになってます。

潮が引くと冬にウミウやヒメウが休む場所です。


誰かなんとかしてくれないかな。

がんま
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山の日イベントツアー、開催します!

2024年08月02日 | ツアー
ツアー報告が溜まっていますが、先に8月17日の「山の日イベントのツアー(主催:環境省  実施主体:一般社団法人大島観光協会)」を、お知らせします。

「地図アプリを使いながら、三原山ハイキングを楽しもう!」という企画で、なんと参加費無料!

定員20名の参加者にジオガイド4名がついて、赤ダレまでご案内します!
さらに観光協会の岡田さんによる地図アプリのレクチャー付きで、ちょっとしたゲームもあるようです❣️(詳細が載っているチラシはこちら

じつは1週間前(7月26日)、環境省、観光協会、ジオガイドの計五人で、下見に行ってきました。

山は霧で涼しく、コンパスで方角を測ったり、地図アプリで位置を確認したりするのには、ちょうど良い感じでした☺️

平らな地面が広がる「表砂漠」を突っ切り

目標物を確認し、コースをアプリで記録しながら
「赤だれ」の看板前に到着!(この看板、できてから初めて見ました)

真っ赤な渓谷の風景は見えませんでしたが、いつも目標にしている“孤高のゴリラ(溶岩です)”が、雰囲気があってカッコよかったです。

アプリにコースを記録しておけば、晴れた日に自分でも行けるので、それを目標に小雨や濃霧でも決行とのこと。

白と黒だけの世界を、GPSを使って歩ける日が来るとは…本当に便利になったものです☺️

少人数のガイド付きハイキングなので、「今が旬」の生きもの達も、観察しながら歩く予定です。
下見の日も、色々なものに出会いました。

地面から生えてきた真っ赤なキノコ「ベニセンコウタケ」

キョンに葉っぱを食べられて、ヤシの木みたいになっていたサクユリ。

花も食べられてしまっている悲しい姿も😢

毎年見かけるオナガミズアオの翅。(体は何者かに食べられていました😢)

みんなで見上げたのは…

木の幹に着生したシダ(ノキシノブ)

見上げてジックリ見ると、綺麗でした!

そして葉っぱの中に溶け込んでいた、ミツバアケビの実。

見つかりますか〜?

ということでツアーでは、ありのままの自然の姿を観察しながら、楽しく地図アプリの使い方を身につけられると思います☺️

ご参加、お待ちしています!

(かな)
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