医師からのお話を受けたころの母親の状況は?
年齢は101歳と五か月ちょっと。
体重も40kgを切っていますが、顔色も良くシワがありません。
私達が面接に行った時、話しかけると返事をしてくれていました。
ただ、入れ歯を入れていないのと少し弱ってきているからか、聞き取りにくさはありましたが。
飲み物も口にしなくなり、点滴もままならない時期でした。
母の好きなカルピスを浸した綿を持参。
担当者の方にお話をすると、「口の中に少し入れてあげてください。」と言われ口元に。
すると、今まで水分を取らなかったのに、汁気を感じたのでしょうか、口を「モグ、モグ」。
最後に「ゴックン」ろ大きな音が。
担当者の方がびっくり。
今まで反応していなかった状態とか。
それ以後、母の好きなものは?
葡萄、桃をジューサに掛け液状にし持参。
実は、母の弟が一生けん作っていたもの。
それを言うと、つむっていた口が大きくあけられていました。
口の中に浸してもらうと、「クチャ、クチャ」と口を動かし「ゴックン」と。
まだまだよくこちらの様子が分かっているのでしょう。
表情も穏やかで、眉間にシワもよっていません。
そのような状態が、一週間過ぎ二週間が過ぎていきました。(続く)