中国がゼロコロナ政策を放棄し、「勝手にしろ」政策に転じた。それを批判する日本人が多いが、しかし日本も同じだと思う。日本ではワクチン接種をすすめるだけで、あとは知らんぷり。静岡県では医療崩壊寸前に来ているけれども、打つ手はない。
人びとも、コロナはすでに軽症で終わるという認識を持っているのか、あまり警戒している様子はない。また政府がすすめるままにワクチン接種をしている人が、飲み会に行ったりしている。ワクチンを接種していれば、たとえ感染しても軽症で終わるという説明を信じているからだろう。果たしてそうだろうか。
コロナで亡くなる方は70歳以上の人が9割を超えるという。私の周辺では、高齢者はほとんど5回目のワクチン接種を終えている。また施設にいる高齢者も、おそらく施設のすすめでワクチンを接種しているだろう。
だが、名古屋大学医学部名誉教授の小島先生は、統計的にワクチン接種をしている人の方が感染している、ということを主張している。
日本政府はじめ支配層は、国民のことよりもアメリカにいかに貢献できるかを第一に考え、次には国家財政や地方財政をどのように自分たち支配層に分配するかを考えている。
そういう日本政府や支配層が、何故にワクチン接種を勧めているのだろう。
以前にも書いたが、私は、日本政府によるコロナ対策としてのワクチン接種だけの政策は、アメリカにカネを貢ぐ最適な方法だと考えているのではないかということだ。
日本政府は、コロナが周期性をもつこと、したがって感染者が少ないときに、大きな波を予想して医療体制を整備することが重要な課題としてあがっていたが、結局何もしなかった。
私は、感染しないように自らできうるかぎりのことをしている。それは、私が日本政府の政策をまったく信用していないからだ。自分の生命や健康は、自分が守るしかないという自覚である。
日本政府が、国民の生命や健康を守ろうとするものではないことは、今までの施策を見ていれば明らかではないか。なぜ人びとは、コロナ対策だけ、政府を信じるのだろうか。
静岡県は、もはや医療崩壊一歩手前である。他県もいずれそうなるだろう。コロナ対策における日本政府が無策・愚策であっても、人びとは政府を信じる。