昨日、NHKスペシャル『黒い雨』をみた。日米両政府は、戦後一貫して放射能被ばくをできるかぎり過小評価しようとしてきた。とくに残留放射能や低線量被ばくについては無視ないし軽視し、ヒバクシャ援護についても、爆発時の強烈な初期被ばくのみをその対象としてきた。
アメリカの核戦略に従属してきた日本政府は、ヒバクシャの救済援護という視点ではなく、アメリカの核戦略に貢献するためにABCCに協力し、その後継組織である放影研もその立場を維持してきた。
この『黒い雨』は、ABCC(放影研も)が残留放射能や低線量被ばくについて調査し、その記録があるにもかかわらずそれを追跡せず、また公開もせずに放っておいたことを静かに告発する。
福島の事故による放射性物質の拡散と被ばくについては、被爆した人々の健康と精神的なケアをするために、どうしたらよいかという観点から資料を集め、分析していかなければならないのに、放影研はそうしたことをやるつもりはないようだ。ABCCがヒバクシャをモルモットにしたように、福島のヒバクシャについてもそうした姿勢で臨むようだ。
日本政府や、その意志をていして動く医学者たちは、再び反人道的な対応をしている。こうした動きを、世論が包囲していかなければならないとおもう。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/f34b1e6a374ff5dc0134df765e8d8c92
アメリカの核戦略に従属してきた日本政府は、ヒバクシャの救済援護という視点ではなく、アメリカの核戦略に貢献するためにABCCに協力し、その後継組織である放影研もその立場を維持してきた。
この『黒い雨』は、ABCC(放影研も)が残留放射能や低線量被ばくについて調査し、その記録があるにもかかわらずそれを追跡せず、また公開もせずに放っておいたことを静かに告発する。
福島の事故による放射性物質の拡散と被ばくについては、被爆した人々の健康と精神的なケアをするために、どうしたらよいかという観点から資料を集め、分析していかなければならないのに、放影研はそうしたことをやるつもりはないようだ。ABCCがヒバクシャをモルモットにしたように、福島のヒバクシャについてもそうした姿勢で臨むようだ。
日本政府や、その意志をていして動く医学者たちは、再び反人道的な対応をしている。こうした動きを、世論が包囲していかなければならないとおもう。
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