芥川にしては長い(といっても、短文を連ねているのだが)「江南游記」のあとは、雑文(こう書いたら失礼かな)が続く。
LOS CAPRICHOS (これってどういう意味なのか)のなかに、「魔女」という文があった。
魔女が箒に乗って空を飛んでいるのを見た者は、月と風見鶏、そして大学教授だった。
大学教授は大問題を研究している。
魔女が空を飛んでいったのは、箒が魔女を飛ばせたのか、それとも魔女が箒をとばせたのか、というテーマである。
この重大問題を、ずっと研究し続けているそうだ。
こういう研究者って、いるよ。この人は、なんでこんなつまらないテーマを研究しているのか、と思ったことは何度かある。
〈追記〉「ロス カプリチョス」は、「、1799年2月に発売された、ゴヤによる最初の版画集で、「気まぐれ」を意味する。テーマは、結婚、教育、売春、迷信、政治、など多岐にわたり、動物や化け物、魔女などを登場させ、当時の社会、特に聖職者や上流階級に対する風刺がこめられている。」だとのこと。
つまり、芥川龍之介は、ゴヤにちなんで「きまぐれ」な文を書いたということだ。
LOS CAPRICHOS (これってどういう意味なのか)のなかに、「魔女」という文があった。
魔女が箒に乗って空を飛んでいるのを見た者は、月と風見鶏、そして大学教授だった。
大学教授は大問題を研究している。
魔女が空を飛んでいったのは、箒が魔女を飛ばせたのか、それとも魔女が箒をとばせたのか、というテーマである。
この重大問題を、ずっと研究し続けているそうだ。
こういう研究者って、いるよ。この人は、なんでこんなつまらないテーマを研究しているのか、と思ったことは何度かある。
〈追記〉「ロス カプリチョス」は、「、1799年2月に発売された、ゴヤによる最初の版画集で、「気まぐれ」を意味する。テーマは、結婚、教育、売春、迷信、政治、など多岐にわたり、動物や化け物、魔女などを登場させ、当時の社会、特に聖職者や上流階級に対する風刺がこめられている。」だとのこと。
つまり、芥川龍之介は、ゴヤにちなんで「きまぐれ」な文を書いたということだ。