感染症は、厚労省の医系技官、国立感染症研究所など「感染症ムラ」が政策をだす。
「感染症ムラ」で、医師免許を持っている方々がCOVID-19 に関して論文を出さないと上昌広さんが書いている。
新型コロナの論文発表わずか…世界の潮流と逆行する日本
世界の医療関係者は、COVID-19 とはいかなるウィルスなのかを調べ、その論文を公開し切磋琢磨している。COVID-19 の特性がまだまだ明らかになっていないからだ。
ところが、日本のCOVID-19 感染者の情報を握っている「感染症ムラ」の方々は論文を書かないらしい。
それもそのはず。以前村重直子さんの『さらば厚労省 それでもあなたは役人に生命をあずけますか』(講談社)を紹介したが、厚労省の医系技官たちは実は医療現場にほとんど行ったことがなく、また海外の医学論文を読むことも出来ない人々だということが、そこに記されていた。
研究論文を書く場合、どのような研究がなされているかの知識は不可欠だ。海外の論文を読まないで、研究論文を書くわけにはいかない。だから彼らは欠けない。日本のなかだけで、公衆衛生や医療行政分野で鼻を高くしているのだ。世界から相手にされない人々が、世界で流行しているCOVID-19 の対策を担当している。日本だけの対策、国際的に見れば無策の対応がなされる理由はここにある。