長野県、愛知県、宮崎県・・・・・どこに行っても、今も町や村はある。しかし、静岡県の西部は、平成の大合併で、町や村がなくなった。天竜川以西では、浜松市と湖西市しかない。中遠に行くと、森町があるが、しかし多くの町や村は市と合併してしまっている。
私は、合併はしない方がよいと、「平成の大合併」前にそれぞれの住民と話し合ったことがあるが、住民らは、大きな市に合併しないとたいへんなことになる・・・・と、当時の政府の宣伝やメディアの報道にのせられていた。しかし合併したあと、たとえば国保料があがるなど、住民たちは合併なんかしなければよかったといい始めていた。
広域合併は、地域の切り捨てとなる。人口は合併後に急激に減る。役場もなくなり、企業の出張所もなくなり・・・・
それらは予想されていたことだ。そしてこうなる。
「生活面で困ることが出るのでは」人口減少…次の県議選で選挙区がなくなる可能性?=浜松・天竜区
閣僚だけではない。地方自治体の首長も同じ。議会はすべて官僚が作った文書を朗読するだけの会。その役者たちに、日本国民は多額の税金を納めている。
日本の人口は急速に減っている。となると、寺院にある墓の後継者がいなくなるということだ。
私の祖先の墓がある寺院も、墓じまいが行われている。今まであった墓が更地になっている。その理由の一つは、寺院のぼったくりである。その寺院には住職がいないので、近くの寺院の住職が兼務しているが、その住職のぼったくりは、地域の標準をはるかにこえている。その話は地域の寺院でも常識になっており、私の祖先が眠る寺院の住職について話すと、近隣の某寺の住職が同情するほどだ。ぼったくり住職は、先々代は教員として働きながら寺院を維持していたが、その後の世代からはぶらぶらしながら住職をしている。その寺院のぼったくり度は、浜松市内でも一、二位を争う。
したがって寺院離れは、寺院自らが招いているということも考えるべきだ。寺院から去って葬儀などにカネのかからない神葬祭に転換する人も増えている。とにかく、寺は檀家に対するカネの要求が激しく、その額は半端ではない。寺院も考えるべきだ。ちなみに、その寺院は曹洞宗、曹洞宗系がもっともカネを求めるそうである。
私はそうした寺院は消えていってもよいと思う。