2013年から続いている大杉栄・伊藤野枝・橘宗一墓前祭は、関東大震災100年の今年も開催される。
9月16日(土) 11時~ 墓前祭 於:静岡市沓谷霊園
14時~ 追悼講演会 於:静岡労政会館
講師 大杉豊氏(大杉栄の甥)
演題「大杉栄という生き方ー虐殺100年を迎えて」
今年は、全国各地で大杉栄、伊藤野枝、橘宗一虐殺事件に関する集会などが開かれる。
伊藤野枝の故郷、福岡市では「伊藤野枝100年プロジェクト」として、森まゆみさんらの講演会が予定されている。
また橘宗一の墓がある名古屋市でも、16日に墓前祭が予定されている。
静岡では、2013年に再度、大杉栄・伊藤野枝・橘宗一墓前祭実行委員会が結成され、「沓谷だより」(現在12号まで)を発行している。その他にも関東大震災の混乱の中、朝鮮人や中国人が虐殺されたことをまとめた小冊子、伊藤野枝の生の軌跡を追い、その闘いをまとめた「伊藤野枝ーその生と闘いー」という小冊子(残部なし)を刊行している。
そして今年は、なぜ静岡に大杉らの墓地があるのかなどをまとめた資料集を発行する。
全国的に、関東大震災100年に関する行事がおこなわれるはずである。大杉栄・伊藤野枝・橘宗一が虐殺された事件の他、平沢計七ら労働運動家らが虐殺された亀戸事件もある。
関東大震災100年、震災だけに眼を向けのではなく、こうした虐殺事件をも注視することが、現代においてとりわけ重要であると思う。