
こんばんは、窪田恭史 in 釜山です。今回は僕が釜山に行ったとき必ず訪れるホルモン屋さんをご紹介したいと思います。

釜山の有名な観光地、国際市場から南に少し行ったチャガルチというところに農協農水産物百貨店という大きなスーパーがあります(余談ですがここで売られている竹塩の韓国海苔がお勧めです)。そこを突き抜けた裏通りに、古くさい昔ながらのホルモン屋が軒を連ねています。雰囲気は全然違いますが、例えて言うと有楽町や新橋のガード下のようなところにあたるでしょうか。

建物の中はさらに幾つもの店舗に別れ、それぞれが独自にホルモン屋を営んでいます。僕がいつも行くのは地元の人に教えてもらった下の写真の金おばちゃん(この建物の中の半分ぐらいが金おばちゃんかもしれませんが)の所です。5年前から通っているので僕も顔を覚えてもらっています。
韓牛のホルモンを使っていることと、おばさんの作る唐辛子・ニンニクベースの味付けが評判で、建物の中でも確かにこのおばさんの所は人気が高いようです。ただ、昨今の不景気からか日曜の夜にもかかわらず以前に比べてお客さんがまばらであったように感じました。

下の写真が金おばさんの味付けホルモン(ヤンニョムグイ)です。タレもありますが、焼いたままで十分いけます。僕はホルモンが特に好きというわけでもなく、釜山に来たときしか食べないのですが、このお世辞にもきれいとはいえない(それでも数年前よりはきれいになりました)雰囲気が「釜山に来たな」という実感を湧かせてくれます。お腹に余裕があれば是非ホルモンを焼いた後の残り油で炒めた焼き飯を試してください。

今回はおばちゃんが松茸(季節が外れているので冷凍ですが)を出してくれて、それと一緒にヤンニョムグイを焼いて食べました。松茸の香りは完全に死んでしまいますが、冷凍ですから細かいことは抜きにしてホルモンと松茸を合わせた触感を楽しむ、なかなか良い組み合わせでした。

少々小汚いことが気にならないのであればホルモンと釜山でポピュラーな焼酎C1でリーズナブルにお腹一杯になります。観光名所ではありませんが、地元の人には良く知られているようですので釜山にお立ち寄りの際、ぜひいかがでしょうか?
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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