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2月13日(日)、秩父宮ラグビー場に日本選手権2回戦、NTTドコモvs神戸製鋼、東芝vs帝京大学を観戦に行ってきました。
前日まで東京でも積雪があり天気が心配されましたが、この日はうって変わってのラグビー日和。バックスタンドではビールが呑めるほどの穏やかな気候に恵まれました。一方でやはりここは秩父宮、ピッチのコンディションは雪による影響でひどい状態でした。
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さて、第一試合のNTTドコモvs神戸製鋼ですが、まだまだ経験値と戦力差は否めないとはいえ、一方的に神戸製鋼がトライを重ねていく展開になりました。かといって神戸製鋼が圧倒というわけでもなく、全体的に締まりのないまま試合が終わってしまった印象です。
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NTTドコモは来シーズンからトップリーグに昇格するわけですから、神戸製鋼に胸を借りるつもりで激しく行って欲しかったのですが、前に出れない、タックルも高い、ゲームプランも?と少々残念でした。
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結局、前後半で6トライを挙げた神戸製鋼が38vs0でNTTドコモを完封し、来週の3回戦に駒を進めました。
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逆に第二試合の東芝vs帝京大学は、例年ですとトップリーグ上位チームと大学生とでは下手をすると100点ゲームになりかねないほどの開きがあるのですが、帝京大学が序盤から溌剌としたスピードのあるプレーでスタンドを沸かせてくれました。
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すぐに東芝が修正しましたが、序盤は学生ラグビー最強のFWを誇る帝京大学がスクラムで押し込む場面も見られました。
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前半は3トライを挙げた東芝が19vs0で折り返し。リザーブメンバーが中心だったとはいえ、東芝としてはストレスの溜まる展開だったというのが本音ではないでしょうか。
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しかしやはり地力に勝る東芝に対して、帝京大学も人数をかけなければならず、そこに空いたスペースを突かれるという、学生ラグビーであればまさに帝京大学が今シーズン行っていた形で次第に点差を広げられていきます。それでも後半20分過ぎまでは26vs3でした。
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そして後半38分、ついに帝京大学の黒川選手が森田選手から受取ったボールを持ち込んでトライを挙げます。ゴールも決めて38vs10。
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最終的には終了間際に東芝の藤井選手がトライを挙げ、43vs10でノーサイドとなりましたが、帝京大学の大健闘だったと言えるでしょう。今シーズンの帝京大学は、近年の大学ラグビーの中でも特に完成された良いチームだったと思います。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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