日光東照宮はあまりにも有名なので、細かいことは抜きにして、見物して回ったところを順々に辿っていきたいと思います。
まず、表参道より石鳥居をくぐってすぐ左手にある五重塔。東照宮に限ったことではありませんが、本地垂迹により神道と仏教が混在しているのも改めてみると楽しいところです。因みにこの五重塔は元々1650年(慶安3年)に小浜藩主酒井忠勝によってき寄進されたものでしたが焼失し、1818年(文化12年)に同藩主酒井忠進によって再建されたものです。
上神庫(左)、中神庫(右)。さらに中神庫の右側にある下神庫と合わせて三神庫というそうですが、その名の通り倉庫です。毎年5月に行われる、家康の神霊を日光に還す様子を再現した「百物揃千人武者行列」で使用される馬具や装束などが納められているそうです。
神厩舎に彫られた、「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な三猿。元々は家康が関が原の戦いで乗ったという馬を神馬とした厩舎で、猿は馬を病気から守るという言い伝えがあることから、厩舎に人生を風刺した猿の彫刻を八面施したということです。三猿はその内のひとつになりますが、眺めていると「(都合の悪いことを)見ようとしない、言おうとしない、聞こうとしない」最近の風潮を風刺しているように思えてきます。
御水舎(写真左側)と輪蔵。輪蔵は経蔵ともいい、経典を納める蔵でした。
鐘楼(左)と鼓楼(右)。鼓楼の奥に見えるのが「鳴龍」で有名な本地堂(薬師堂)ですが、鳴龍は撮影できませんでした。
<つづく>
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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