8月20日、mass×mass関内フューチャーセンターにて、第49回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。
【第49回は僕が参加できなかったため、受講者の皆さんからのレポートになります】
今回のテーマは、「写真をビジネスの武器にする」と題して、フォトグラファーの長谷部ナオキチ(直樹)さんにご講演いただきました。
長谷部さんは、武蔵野美術大学をご卒業したあと、ライター、デザイナを経てカメラマンに転身し、現在はビジネスで武器になる表情にこだわった写真を撮影し、起業家を支援する「キメ☆フォト」を主宰していらっしゃいます。
元・デザイナ&ライター、そしてフォトグラファーというご経歴を活かし、個性的なポートレート写真を撮りながら、名刺・パンフレット・ホームページなどで、トータルに自身の価値と信頼を高めていくパーソナルブランディングを提唱されておられます。
出身である新潟のご実家がもともと写真屋さんで、双子の弟さんも、新潟でカメラマンとしてご活躍とのこと。フォトグラファーの才能は血筋なのですね。
講演は、①写真が見られるとき、選ばれるとき ②写真で簡単に印象度を上げる ③いい写真の撮られ方・選び方 ④写真をビジネスの武器にする といった順で進められ、素人の私たちにもわかりやすく、個人のポートレート活用の重要性を教えてくださいました。
まず初めに、普段から何気なく掲載している、FacebookやTwitter、ブログなどに使われているプロフィール写真が自前のものとプロが撮影したもので、どう違うかについて。私たちは普段何気なく、SNS上にたくさんの写真を投稿していますが、それが意図せずして自分自身のイメージを第三者に発信してしまっているのだと気づかされました。
そして、「メラヴィアン 6:3:1の法則」(外見情報6割:話し方・声色3割:話の内容1割) といわれるとおり、やはり第一印象を良くすることは重要であり、そのために見た目を磨くこともさることながら、よい表情を相手に向けることの大切さを教えていただきました。
意外な点としては、とかく私たちはビジネス向けの写真に、まじめそうな顔、クールな顔、気取った笑顔の写真を選びがちです。ところが、実はもっと表情豊かな、自分らしさあふれる写真のほうが、訴求力のある好印象を相手に与えることができるのだということを、実際の事例を対比しながら教えていただきました。
同一人物にもかかわらず、表情が違うとまるで別人のようになってしまう2枚の写真を見比べ、そのあまりの印象の違いに、会場は驚きと感嘆の声。こういった表情をうまく引き出すのが、プロのフォトグラファーの技なのだなとつくづく感じました。
満面の笑顔をたたえた写真を名刺に大きく刷り込むことは、特に日本人にとっては照れくさく、勇気がいることのように思えますが、大切なのは「自分が気に入ったショット」を選ぶのでなく、あくまでビジネスシーンにおけるパーソナルブランディングに沿うような、相手に好印象を与える効果の高いショットを選んで採用することだそうです。そのために実際にはプロの意見を聞き、何と百数十枚の撮影カットから、これが最高という一枚を選択するのだそうです。
写真を変えただけ、名刺だけで大型受注の成約につながったり、HPによる集客で開業まもないのに売上目標を達成したり、TVや雑誌の取材が多くなったなど、多くの成功事例をご紹介いただきました。
また、プロに写真を撮とってもらうことで、自分でも今まで知らなかったいい顔・表情を発見するきっかけになり、そういった表情をつねに心がけることによって、よりビジネスや人との関係が良い方向に向かうというメリットもあります。
さらに、お金をかけてプロに写真を撮ってもらうのであれば、少し費用がかかっても、ヘア・メイクもお願いすべきとのこと。(もちろん、男性も!!)これについても、ヘア・メイクあり、なしでの違いを事例で見せていただき、本当にその違いに驚きました。肌の質感、照かり、陰影、髪のちょっとしたわけ方、巻き方、立ち上げかたで、洗練さや上品さや信頼感、明るさが全く違うので、正直驚きました。
プロのフォトグラファーに、仕事柄、人柄、信頼感、伝えたいイメージを理解してもらってとってもらいつつ、それが相手に伝わるような写真を撮ってもらうことが大切。そして、パンフレットや名刺、チラシ、ホームページなどに、「写真+想い+プロフィール」の3つをしっかり載せて、訴求力高めることがビジネスで写真を武器にするポイントなのだそうです。
私も、この機会にぜひ自身のパーソナルブランディングという観点からポートレート写真を見直してみたいと思いました。名刺やHPのリニューアルのきっかけになりそうです。
以下、受講者のみなさんからの感想です。
「長谷部さんと他の写真家との違いが明確に分かりました。まずは、色々な話をしながら被写体の一番良い素な笑顔をかなりのカットを撮りながら引き出すこと。大体100枚を超えるあたりで良いものが出てくるそうです。(平均で120枚位撮るそうです)
また、ビジネス仕様に関しては必ずヘアメイクさんを付けて印象度を上げていることです。以上2点は実際に写真を比較して一目瞭然でした。
自分ではクールな写真を選びがちですが、周りの人々はそうは思っていなく自然体の笑顔のイメージがあるとのこと。まさに自分でもそうでした。
異業種交流会などで、大量の名刺交換をする場合、写真付きの名刺で印象が良ければ差別化が図れますし、覚えていただく確率も高くなりビジネスに繋がることも期待できます。
印象付ける写真の重要性を痛感したセミナーでした。」
「セミナーは期待どおりに素晴らしかったです。写真をビジネスで活用することで、ビジネスが楽しくなりそうです。少なくとも、仕事が楽しそうに見えます。そういった印象は重要ですね。」
「「見せたい写真と相手がいい印象を持つ写真は違う」ということと「笑顔の写真とか鏡に映った自分を映したようなクールな印象の写真では、友人や、家族は皆【笑顔の写真がいつも見ている君だよ】って言ってくれる」、つまり、いつもの朗らかな自分をビジネスでPRするには笑顔が一杯の写真のほうが自分らしく且つ好印象も与えるということをお話されていました。
また笑顔の写真が載った名刺で、一発200万の受注をゲット!などの話もでましたね。実際に名刺のサンプルを持ってきていただいたのですが、そのサンプルに受講生皆さんひきつけられてました。」
懇親会は、YMSメンバーおなじみの関内「一期」にて。いつもながらおいしい料理とお酒を堪能しながら、ビジネス・プライベートの話は尽きず、夜は更けていきました・・・・。
次回9月は、いよいよYMS第50回開催記念のスペシャルイベントを計画しております。
過去のYMS活動レポートはこちら
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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