8月1日、横浜スタジアムへ横浜vs広島を観戦に行ってきました。野球場に足を運ぶようになって37年、アマチュア野球を除き、初めて外野席で観戦しました。
横浜は交流戦以降、大失速。最大11あった貯金も今や借金6の5位。それでもなお、首位と5ゲーム差、4位広島を0.5ゲーム差で追う展開です。
さて、横浜の先発は胃腸炎で急遽先発を回避した砂田投手に代わり、高崎投手が久し振りの一軍登板。初回、相手打者に粘られての四球こそありましたが、上々の立ち上がりを見せました。
一方、広島の先発はここまで8勝4敗と好成績を収めているジョンソン投手。
1回裏。横浜は先頭から二人が倒れ二死となりますが、三番梶谷選手が右中間フェンス直撃の二塁打、続く筒香選手が四球を選び、二塁・一塁のチャンスを迎えます。
ここで昨日3試合の休養が明け、大活躍したロペス選手がタイムリーヒット。この日も三安打と大活躍でした。まず、横浜が0vs1と先制。
広島は3回表、二死から野間選手が三塁打を放ちますが、その後が続かず無得点。
しかし、4回表。グスマン選手のレフトへの二塁打を皮切りに、
続く新井選手のセンター前ヒットで無死三塁・一塁。
さらに田中選手がライトへのタイムリーヒット。鮮やかな三連打で同点に追いつきます。なおも送りバントで一死三塁・二塁としますが、スクイズ失敗により追加点はなりませんでした。
5回表。またしても広島は一死から俊足の菊池選手がセンター前ヒットで出塁。続く野間選手の三塁ゴロの間に躊躇なく三塁を陥れ、二死ながら三塁のチャンスを作ります。
しかし、ここも後続が倒れ無得点。広島は4回、5回の好機を活かしきれなかったことが響きました。
2回以降、好投手ジョンソンに抑えられていた横浜でしたが、5回裏、先頭の乙坂選手のセンター前ヒットと送りバントで一死二塁のチャンスを迎えます。
そして、梶谷選手がセンターへの勝ち越しタイムリーヒット。1vs2。さらに走者が生還する間に二塁を陥れます。しかし、その後三塁を窺って誘い出され、三遊間に挟まれタッチアウト。
その後、筒香選手の悪送球による出塁、ロペス選手のヒットと続いただけに、梶谷選手のプレーは悔やまれました。
6回表。横浜は5回までで87球と球数の多かった高崎投手に替え、二番手の須田投手がこちらもおよそ2ヶ月ぶりとなる登板。先頭打者に四球を与えるという課題は残りましたが、2回を1安打無得点に抑えました。何より、再び広島に流れが傾きかねなかった展開だっただけに、ここを凌いだのは大きかったと思います。
広島も7回裏から二番手ヒース投手が登板。
横浜は8回表、三番手の平田投手に交替。今年は中継ぎとして安定した働きを見せている平田投手ですが、この日も1イニング三者凡退に討ち取りました。ぜひ自信をつけて欲しいです。
8回裏。横浜の代打、後藤選手が強振で股関節周辺を痛め、負傷交替するというアクシデントがありました。
そして最終回。横浜は新人王の最有力候補、ルーキーながらここまで24セーブを挙げている山崎投手が盛大な歓声に包まれつつマウンドに上がります。
しかし、その山崎投手を広島は攻め立て、二死二塁・一塁と同点あるいは逆転のチャンスを作ります。しかし、最後の打者、代打の小窪選手がセカンドゴロに討ち取られ、万事休す。
全体としては広島が押しながら、横浜が少ないチャンスをモノにした試合だったかと思います。横浜はオールスター以降、初めての連勝。今日からモスコーソ投手も復活するということなので、何とか優勝争いに踏みとどまって欲しいところです。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした