窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

昭和のノスタルジーを感じるなら-カヤシマ(吉祥寺)

2017年09月07日 | 食べ歩きデータベース


  吉祥寺を訪れるのは、実に25年振り位なのではないかと思います。滅多に来ないこの地を訪れたついでに、『孤独のグルメ』Season1第7話に登場した老舗喫茶店、「カヤシマ」に行ってみました。

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  昭和の音楽喫茶そのままの奥行きがあり比較的広い喫茶店。居酒屋も兼ねているようで、お酒や酒肴になる一品料理が充実しています。ただ、この日は車でお酒が飲めず、また喫茶店のイメージで訪れたこともあって、セットメニューを注文することにしました。

  セットメニューは、ナポリタンやカレースパゲティなどのセットとして、生姜焼き、ハンバーグ、粗挽きソーセージなどを選ぶことができます。ポテトサラダも頼んだので、ちょっと多いかなと思い、ナポリタンと粗挽きソーセージにしたのですが、ナポリタンややや小ぶりだったため、これならハンバーグや生姜焼きでも十分いけたなと思います。因みに、隣にいたご年配の方はカレースパゲティと生姜焼きのセットでした。

  地元横浜が発祥で馴染みのあるナポリタン。というより僕が子供の頃はスパゲティといえばナポリタンかミートソース(最近は、ボロネーゼと呼ぶそうですが)位しか身の回りになかった気がします。中学も卒業する頃になって、初めてペペロンチーノ(それも当初は「貧乏人のスパゲティ」という名前で覚えました)を食べた時は、本当にびっくりしました。ひょとすると若い人にはナポリタンの方が珍しいのかな?

  話が逸れましたが、冒頭の写真の通り、ナポリタンにソーセージ、それに味噌汁がついて、まさに昭和の喫茶店。ナポリタンは酸味が抑えられ、むしろ甘みを感じる味付けですが、至って普通でした。



  ポテトサラダも至って普通。



  このスーパーで普通に手に入りそうなソーセージが出てくるところも昭和っぽい。それも80年代初め頃までの昭和。その時代を知っている方にはとても懐かしさを感じるのではないかと思います。唯一の違いは、たばこの煙がなかったことぐらいでしょうか。至って普通と書きましたが、普通と感じていること自体、僕自身がその時代に味覚の基盤を形成した人間だからなのかもしれません。

  平成さえまもなく過去となろうとしている今、こうしたレトロなお店もまた、お洒落な町吉祥寺に欠かせないものであるかもしれません。

カヤシマ



東京都武蔵野市吉祥寺本町1−10−9




繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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