窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

天ぷらと鮮魚の老舗ー登良屋(吉田町)

2024年12月26日 | 食べ歩きデータベース


 12月25日、創業66年、横浜の天ぷらと鮮魚の老舗、登良屋さんへ行ってきました。創業130年を数える牛鍋の老舗、荒井屋さんの親戚だそうです。



 強烈な寒波が日本海側を襲った寒い夜、コースはイワシのつみれ汁から始まりました。鰹節と白菜の優しい味わいは、体が温まります。自動車メーカー、MAZDAのコンセプトに「引き算の美学」というのがありますが、まさに余計なものを削ぎ落した先にある奥行きを感じました。

 次に出てきたのが、冒頭の写真の刺身盛り合わせ(4人前)。登良屋さんは、「横浜中央卸売市場で一番良いカツオが入る」と聞きましたが、市場に直接買い付けに行っているという魚は、カツオでなくても鮮度抜群。それがこの厚切りで惜しげもなく出てきます。この日の盛り合わせは、メジマグロ(本マグロの幼魚)、今年豊漁の知らせが届いているブリ、イサキ、ヒラスズキ、ヤリイカ、そしてヒラメ。



 その流れで行くと、この子持ちナメタガレイ(ババガレイ)の煮つけ。これほどまでにふんわりと柔らかいカレイの煮つけは初めてです。卵や縁側まであまりにも柔らかいので、骨だけを残してきれいに食べることができました。



 最後はもう一つの看板、天ぷらの盛り合わせ。この日は、エビ、ナス、シシトウ、レンコン、アナゴが出てきました。お腹いっぱいです。

天婦羅 登良屋



神奈川県横浜市中区吉田町2-3



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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