7月20日、横浜スタジアムへ横浜vs阪神12回戦の観戦に行ってきました。
今回はスタジアムに通うようになって40年、初めてBOXシートでの観戦でした。うまい具合にフィールド全体が見渡せ、思っていた以上に観やすかったです。
仕事で遅れての到着となったため、試合は既に4回表に入っていました。簡単に経過をご説明しますと、1回表に阪神二番の北條選手がいきなりホームラン。しかしその裏、今度は横浜の先頭打者である桑原選手がホームランで応酬します。
2回裏。横浜は先頭の伊東選手が死球で出塁。東投手が送りバントで一死二塁とすると、柴田選手が二塁打を放ち、たちまち勝ち越し。続く桑原選手もタイムリーヒット。さらに二死二塁となって、宮崎選手、筒香選手の連続ヒットが飛び出し、1vs5と横浜が試合を優位に進めます。
3回終了時点で横浜は既に7安打を放ち、先発の東投手は阪神を1安打に抑える好投。
4回裏。桑原選手が一死からフェンス直撃の三塁打を放ちます。これで桑原選手は本塁打、安打、三塁打。残るは二塁打でサイクルヒットに王手をかけます。
すると続くソト選手が犠牲フライを放ち、桑原選手が悠々と生還。これで1vs6。
さらに宮崎選手が二塁打を放ちますが、筒香選手が倒れ、さらなる追加点はならず。
5回表。阪神は二死から糸原選手がヒットで出塁し、北條選手も四球で出塁。初めてチャンスらしいチャンスを作りましたが、ナバーロ選手が凡退で無得点。
5回裏。阪神は先発の秋山投手から望月投手に交代します。
その望月投手から横浜は倉本選手がヒットで出塁し、一死一塁としますが、伊藤選手が併殺打に討ち取られ、追加点ならず。
6回表。5回の投球内容から異変が見られていましたが、先発東投手が手の皮がむけるアクシデントにより、一死カウント1-0のタイミングで三上投手に交代。その三上投手、福留選手にヒットを浴びますが、続くロサリオ選手はファーストライナー。一塁走者の福留選手が目の前に飛び出しており、タッチで併殺打となりピンチを脱しました。
6回裏。一死一塁の場面で、サイクルヒットに期待のかかる桑原選手に打席が回ります。しかし、桑原選手の第四打席は四球。
しかしその後、パスボールなどもあり横浜は二死三塁・二塁のチャンスを迎えます。続く宮崎選手は平凡な三塁ゴロ。万事休すと思われたのですが、何と三塁手の陽川選手が一塁へ悪送球。流れが来ている時というのは往々にしてこういうことが起こるのかもしれません。これにより当然スタートを切っていた三塁・二塁走者が生還。1vs8となります。
7回表。横浜は三番手三嶋投手に交代。ヒットと四球で二死二塁・一塁のピンチを迎えますが、初回にホームランを打っている北條選手をライトフライに討ち取り、切り抜けます。
7回裏。阪神も三番手岩崎投手に交代。
一死から倉本選手がヒットで出塁。打席には前の打席併殺打でチャンスを潰してしまった、オリックスから移籍の伊藤選手。カウント1-0からの二球目を捕らえ、レフトスタンドへ移籍後初のホームランを放ちます。これでついに1vs10。
8回表。横浜の四番手は、新たに獲得した元ロッテの中後投手。
早々と二死としたところまでは良かったのですが、四球と暴投で得点圏にランナーを背負うと、ロサリオ選手、原口選手と立て続けにタイムリーを浴び、梅野選手も続いて三連打を浴びてしまいます。中後投手の移籍後初登板はほろ苦いものとなりました。3vs10。
8回裏。阪神は岩崎投手から髙橋(聡)投手に交代。先頭は5度目の打席となる桑原選手。十中八九最終打席となる場面で、桑原選手の捕らえた打球は、横浜ファンの期待をのせ大きく左中間へ。間を割ることはできませんでしたが、桑原選手は躊躇なく二塁へ。判定はセーフ。史上67人目、球団では1999年のR.ローズ以来19年ぶりとなるサイクルヒットを達成しました。
実は横浜では5月25日に梶谷選手にも三塁打が出ればサイクルヒットという機会がありました。しかし、梶谷選手は何と第5打席で二本目のホームランを放っており、記録達成はなりませんでした。
そして最後は須田投手が三人で締め、試合終了。
横浜は苦手阪神を相手に、13安打10得点で快勝。僕もこれだけ楽に試合を観戦できたのは2年前の巨人戦以来です。
ヒーローインタビューはもちろん、桑原選手。
チームとして6月、7月は苦しい我慢の時期となりましたが、何とか態勢を立て直すきっかけとして欲しいです。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした