都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「青山悟 展」 ミヅマアートギャラリー
ミヅマアートギャラリー(目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2階)
「青山悟 - Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏 - 」
3/11-4/11
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/61/0d236bcfb7127351e2e9aad2e53bad71.jpg)
闇の中に浮かび上がる刺繍は、まるで映画を映し出すスクリーンでした。ミヅマアートギャラリーで開催中の青山悟の個展を見てきました。
暗室の中の刺繍という点では、横浜のZAIMの「THE ECHO」に近いかもしれません。表裏に刺繍の施された約20点の作品が、足元もおぼつかないほどに真っ暗闇のスペースにて、ランダムな方向をとりながらちょうど目の高さの位置に置かれています。微かな光に照らし出された一枚一枚の刺繍は、用いられた「メタリック糸」(画廊HPより引用)の効果もあるのか、映像のようにぽっかり浮かび上がっていました。モチーフは新聞の切れ端、もしくは報道写真風のポートレート、また室内や景色の写真です。精緻な刺繍自体にも魅力があるのは言うまでもありませんが、先行する紙媒体から刺繍、そしてそれを超えた映像的なイメージと、表現が何層にも変化していく様にも興味深いものが感じられました。
(展示風景。)
11日の土曜日まで開催されています。おすすめです。
*追記
次回展に登場する宮永愛子(宮永愛子展「はるかの眠る舟」4/22日~5/23)が、先だって開催されていた第3回資生堂アートエッグの大賞に輝きました。
「青山悟 - Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏 - 」
3/11-4/11
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/61/0d236bcfb7127351e2e9aad2e53bad71.jpg)
闇の中に浮かび上がる刺繍は、まるで映画を映し出すスクリーンでした。ミヅマアートギャラリーで開催中の青山悟の個展を見てきました。
暗室の中の刺繍という点では、横浜のZAIMの「THE ECHO」に近いかもしれません。表裏に刺繍の施された約20点の作品が、足元もおぼつかないほどに真っ暗闇のスペースにて、ランダムな方向をとりながらちょうど目の高さの位置に置かれています。微かな光に照らし出された一枚一枚の刺繍は、用いられた「メタリック糸」(画廊HPより引用)の効果もあるのか、映像のようにぽっかり浮かび上がっていました。モチーフは新聞の切れ端、もしくは報道写真風のポートレート、また室内や景色の写真です。精緻な刺繍自体にも魅力があるのは言うまでもありませんが、先行する紙媒体から刺繍、そしてそれを超えた映像的なイメージと、表現が何層にも変化していく様にも興味深いものが感じられました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/06/864584a6e49690ced4b8869a61a44094.jpg)
11日の土曜日まで開催されています。おすすめです。
*追記
次回展に登場する宮永愛子(宮永愛子展「はるかの眠る舟」4/22日~5/23)が、先だって開催されていた第3回資生堂アートエッグの大賞に輝きました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )