都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005~2014」 ギャラリー・間
TOTOギャラリー・間
「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005~2014」
10/17-12/20

ギャラリー・間で開催中の「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005~2014」を見て来ました。
来年11月に完成予定の台中メトロポリタンオペラハウスこと「台中国立歌劇院」。設計は伊東豊雄です。その建築に関するコンペ案、模型、図面などを紹介する展示が行われています。

さて会場、まず並ぶのはオペラハウスの模型です。しかも時系列にスタディ模型から最終模型までが揃います。最初期の基本計画スタディ模型は2006年のもの。それ以前の設計などをあわせると、おおよそ完成まで9年越しのプロジェクトでもあるそうです。

このスタディ模型においても伊東建築に特徴的な三次元の曲面空間が展開されています。現場確認用模型なども目を引きました。

大劇場の模型も面白いのではないでしょうか。全2000席超の大ホール。見た印象では傾斜の緩い客席です。実際に座るとステージがどのように見えるのか。色々と妄想も膨らみます。

野外のステージでしょうか。多目的にも利用出来そうなスペース、緑色の床面は芝生のようでした。

それにしても個性的な内部空間です。まるで何らかの体内、有機物のようでもある。模型からも良く伝わってきます。

ギャラリー内の壁面には2005年から現在へ至るまでのスケッチ、図面、写真、構造模型などを展示。オペラハウスの設計、施工のプロセスが分かるように工夫されています。
現地を3D映像で映したヘッドマウンドディスプレイが秀逸でした。計2台、装置を頭に装着して覗き込むとそこは台中です。場所は大ホールの工事現場。首を振れば上下左右、360度の方向を見ることが出来ます。

そのほかには関係者のインタビューや工事の様子の映像もある。さらに屋外へ出れば3次元の曲面の構造体、「トラスウォール」と呼ばれる実物大のモックアップもありました。

かつて初台のオペラシティーであった伊東の個展、「建築|新しいリアル」(2006年)の際、このオペラハウスでも採用された三次元曲面、エマージング・グリッドのインスタレーションがありました。
「伊東豊雄 建築|新しいリアル」@東京オペラシティアートギャラリー(2006/10/7-12/24)
ギャラリー間では何と1986年以来となる個展です。新たにオープンする台中国立歌劇院、建築はもとより、オペラファンとしても関心がわきます。一度は行ってみたいと思いました。

12月20日まで開催されています。
「伊東豊雄の建築2 2002-2014/TOTO出版」
「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005~2014」 TOTOギャラリー・間
会期:10月17日(金)~12月20日(土)
休館:日曜、月曜。但し10/26(日)、27(月)、11/2(日)、11/3(月・祝)は開館。
時間:11:00~18:00
料金:無料。
住所:港区南青山1-24-3TOTO乃木坂ビル3F
交通:東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分。都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅7番出口徒歩6分。
「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005~2014」
10/17-12/20

ギャラリー・間で開催中の「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005~2014」を見て来ました。
来年11月に完成予定の台中メトロポリタンオペラハウスこと「台中国立歌劇院」。設計は伊東豊雄です。その建築に関するコンペ案、模型、図面などを紹介する展示が行われています。

さて会場、まず並ぶのはオペラハウスの模型です。しかも時系列にスタディ模型から最終模型までが揃います。最初期の基本計画スタディ模型は2006年のもの。それ以前の設計などをあわせると、おおよそ完成まで9年越しのプロジェクトでもあるそうです。

このスタディ模型においても伊東建築に特徴的な三次元の曲面空間が展開されています。現場確認用模型なども目を引きました。

大劇場の模型も面白いのではないでしょうか。全2000席超の大ホール。見た印象では傾斜の緩い客席です。実際に座るとステージがどのように見えるのか。色々と妄想も膨らみます。

野外のステージでしょうか。多目的にも利用出来そうなスペース、緑色の床面は芝生のようでした。

それにしても個性的な内部空間です。まるで何らかの体内、有機物のようでもある。模型からも良く伝わってきます。

ギャラリー内の壁面には2005年から現在へ至るまでのスケッチ、図面、写真、構造模型などを展示。オペラハウスの設計、施工のプロセスが分かるように工夫されています。
現地を3D映像で映したヘッドマウンドディスプレイが秀逸でした。計2台、装置を頭に装着して覗き込むとそこは台中です。場所は大ホールの工事現場。首を振れば上下左右、360度の方向を見ることが出来ます。

そのほかには関係者のインタビューや工事の様子の映像もある。さらに屋外へ出れば3次元の曲面の構造体、「トラスウォール」と呼ばれる実物大のモックアップもありました。

かつて初台のオペラシティーであった伊東の個展、「建築|新しいリアル」(2006年)の際、このオペラハウスでも採用された三次元曲面、エマージング・グリッドのインスタレーションがありました。
「伊東豊雄 建築|新しいリアル」@東京オペラシティアートギャラリー(2006/10/7-12/24)
ギャラリー間では何と1986年以来となる個展です。新たにオープンする台中国立歌劇院、建築はもとより、オペラファンとしても関心がわきます。一度は行ってみたいと思いました。

12月20日まで開催されています。

「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005~2014」 TOTOギャラリー・間
会期:10月17日(金)~12月20日(土)
休館:日曜、月曜。但し10/26(日)、27(月)、11/2(日)、11/3(月・祝)は開館。
時間:11:00~18:00
料金:無料。
住所:港区南青山1-24-3TOTO乃木坂ビル3F
交通:東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分。都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅7番出口徒歩6分。
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