「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」 ポーラミュージアムアネックス

ポーラミュージアムアネックス
「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」
8/4~9/25



ポーラミュージアムアネックスで開催中の「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」を見てきました。

植物を求めて世界各地を飛び回るプラントハンターこと西畠清順。昨年に続いての第2弾です。今年も西畠の採取した希少植物が銀座のポーラアネックスへとやって来ました。



さて前回はパーティ会場さながらに植物が並んでいましたが、今回はやや様相が異なりました。と言うのも、全体のデザインをクリエイティブディレクターの緒方慎一郎が手がけているからです。



冒頭は細い通路です。2012年より進行中の「そら植物園」プロジェクトが紹介されています。震災の復興支援として行われたルミネ有楽町店の桜のイベントなどに始まり、瀬戸内国際芸術祭における大竹伸朗との取り組みなどが写真で示されています。コメントは本人の手によるものでしょうか。年表形式です。追って一覧出来ました。

続くのが植物です。全部で40種類弱ほど。スペースは半透明の布で細かに区切られています。ちょっとした迷路とも言えるかもしれません。



まずは大きな植物に目が向きます。ガジュマルです。観葉植物としても良く知られますが、これほど複雑な形をしたものは珍しいのではないでしょうか。何やら腕を放り乱しては荒ぶる人の姿のようでした。



一転してのサボテンは可愛らしい。上部の赤が特徴的です。解説シートにアンパンマンとありました。確かに顔のようにも見えなくありません。



和名の通称を大正キリンと称するそうです。トウダイグサはモロッコの原産です。現地では海岸線に数百万本単位で群生しているそうです。さぞかし圧巻な光景でしょう。



タカワラビも珍しい。オーストラリア、ないしニュージーランドが原産です。4〜5億年前、植物が水から上がってきた際、巨大化したシダの仲間だと言われています。大変に貴重な植物です。よって政府が許可した個体に限り、輸出が許可されています。



主役を飾るのはバオバブでした。樹齢は200年。かなり巨大です。原産はセネガル。西畠は日本、セネガル両政府の協力を経て、バオバブの輸送と移植に取り組んでいるそうです。そのうちの1つの個体でもあります。



展示はメインフロアの1つ下、2階のHIGASHIYAにも続いています。ここでは植物を販売。器は展示同様に陶芸家の内田鋼一が制作したものです。比較的小さく、また育てやすいサボテンやオリーブなどがセレクトされています。概ね1万円から1万5000円前後でした。



命に限りあるだけに致し方ありませんが、前回は会期終盤、植物が弱っていたという話も耳にしました。早めの観覧の方が良いかもしれません。



9月25日まで開催されています。

「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」 ポーラミュージアムアネックス@POLA_ANNEX
会期:8月4日(木)~9月25日(日)
休館:会期中無休
時間:11:00~20:00 *入場は閉館の30分前まで
住所:中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
交通:東京メトロ有楽町線銀座1丁目駅7番出口よりすぐ。JR有楽町駅京橋口より徒歩5分。
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