都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「広島⇔東京 インスタギャラリートーク」で見たい「生誕135年 川端龍子展」
広島県立美術館
「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」
2020/5/12〜6/21
広島県立美術館と大田区立龍子記念館が、「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」展の見どころをインスタライブでコラボ配信する「広島⇔東京 川端龍子展インスタギャラリートーク」を行っています。
ここでは広島県立美術館主任学芸員の神内有理さんがガイドを担いながら、大田区立龍子記念館主任学芸員の木村拓也さんが同記念館よりオンラインで解説を行っていて、上下に映像が連なり、まるで広島と東京の会場が繋がっているかのようでした。
冒頭では、広島会場の龍子の肖像写真と、ほぼ同年代に近い頃に象られた記念館にある石膏像を比較して、ともに右手を出してポーズを構える龍子の姿が見られました。
一連の配信を通して印象に深いのは、大田区立龍子記念館でも特に人気の高いという大作の「草の実」でした。「若々しさ」と「野心」をキーワードに、金泥によって生み出された遠近感などについて解説していて、生命感に漲った作品の魅力を感じ取ることが出来ました。またライブゆえにコメント欄とのやり取りなども面白く感じました。
なお11日(木)の夕方に行われたインスタギャラリートークは全3回あり、第2回は16日(火)、第3回は18日(木)の配信が予定されています。また追って動画もアップされるそうです。
いわゆるコロナ禍において、各美術館がオンライン上で様々なコンテンツを発信していますが、遠く離れた美術館同士がコラボする試みは多いとは言えません。冒頭、通信回線の都合か、うまく噛み合わない部分もありましたが、今後の展開にも期待したいと思いました。
名作展「旅行く心 龍子が描いた日本の風景」大田区立龍子記念館
会期:2020年6月2日(火)~8月23日(日)
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/tabid/218/Default.aspx
また6月2日より名作展「旅行く心 龍子が描いた日本の風景」を開催中の大田区立龍子記念館においても、かねてより展示作品を紹介する動画をyoutubeで配信しています。
いずれも今回のインスタライブに登場した木村さんによる解説で、展示替え作業の様子や収蔵庫なども映像で紹介していました。通常、記念館へ出向いても見ることが叶わない光景だけに、興味深い内容と言えるのではないでしょうか。また広島県立美術館の「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」についても言及されていました。
実のところ、私も大田区立龍子記念館で木村さんのギャラリートークをリアルに拝聴したことがありますが、とてもお話が分かりやすく、強く引き込まれるものを感じました。こちらの動画もあわせて視聴されることをおすすめします。
「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」 広島県立美術館(@H_pref)
会期:2020年5月12日(火)〜6月21日(日) *会期延長
休館:月曜日。
時間:9:00~17:00
*入館は閉館の30分前まで。
*6月より毎週金曜日は20時まで開館。
料金:一般1300(1100)円、大学・高校生1000(800)円、中学・小学生600(400)円。
*( )内は20名以上の団体料金。
*所蔵作品展も観覧可。
住所:広島市中区上幟町2-22
交通:JR広島駅南口Aホーム1・2・6番より広電に乗車し「八丁堀」乗り換え、白島線「縮景園前」下車すぐ。
「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」
2020/5/12〜6/21
広島県立美術館と大田区立龍子記念館が、「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」展の見どころをインスタライブでコラボ配信する「広島⇔東京 川端龍子展インスタギャラリートーク」を行っています。
ここでは広島県立美術館主任学芸員の神内有理さんがガイドを担いながら、大田区立龍子記念館主任学芸員の木村拓也さんが同記念館よりオンラインで解説を行っていて、上下に映像が連なり、まるで広島と東京の会場が繋がっているかのようでした。
冒頭では、広島会場の龍子の肖像写真と、ほぼ同年代に近い頃に象られた記念館にある石膏像を比較して、ともに右手を出してポーズを構える龍子の姿が見られました。
一連の配信を通して印象に深いのは、大田区立龍子記念館でも特に人気の高いという大作の「草の実」でした。「若々しさ」と「野心」をキーワードに、金泥によって生み出された遠近感などについて解説していて、生命感に漲った作品の魅力を感じ取ることが出来ました。またライブゆえにコメント欄とのやり取りなども面白く感じました。
なお11日(木)の夕方に行われたインスタギャラリートークは全3回あり、第2回は16日(火)、第3回は18日(木)の配信が予定されています。また追って動画もアップされるそうです。
いわゆるコロナ禍において、各美術館がオンライン上で様々なコンテンツを発信していますが、遠く離れた美術館同士がコラボする試みは多いとは言えません。冒頭、通信回線の都合か、うまく噛み合わない部分もありましたが、今後の展開にも期待したいと思いました。
名作展「旅行く心 龍子が描いた日本の風景」大田区立龍子記念館
会期:2020年6月2日(火)~8月23日(日)
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/tabid/218/Default.aspx
また6月2日より名作展「旅行く心 龍子が描いた日本の風景」を開催中の大田区立龍子記念館においても、かねてより展示作品を紹介する動画をyoutubeで配信しています。
いずれも今回のインスタライブに登場した木村さんによる解説で、展示替え作業の様子や収蔵庫なども映像で紹介していました。通常、記念館へ出向いても見ることが叶わない光景だけに、興味深い内容と言えるのではないでしょうか。また広島県立美術館の「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」についても言及されていました。
【生誕135年記念 #川端龍子展―衝撃の日本画】本日6月6日は川端龍子(1885-1966)の誕生日!生誕135年を記念した本展「異端にして巨匠」「反逆者にして正統派」全身全霊で画家として生きた龍子の画業を回顧しています#広島県立美術館 6月21日まで開催中《龍巻》制作中の龍子(1933年) pic.twitter.com/UO9AGznsnd
— 広島県立美術館 (@H_pref) June 6, 2020
実のところ、私も大田区立龍子記念館で木村さんのギャラリートークをリアルに拝聴したことがありますが、とてもお話が分かりやすく、強く引き込まれるものを感じました。こちらの動画もあわせて視聴されることをおすすめします。
「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」 広島県立美術館(@H_pref)
会期:2020年5月12日(火)〜6月21日(日) *会期延長
休館:月曜日。
時間:9:00~17:00
*入館は閉館の30分前まで。
*6月より毎週金曜日は20時まで開館。
料金:一般1300(1100)円、大学・高校生1000(800)円、中学・小学生600(400)円。
*( )内は20名以上の団体料金。
*所蔵作品展も観覧可。
住所:広島市中区上幟町2-22
交通:JR広島駅南口Aホーム1・2・6番より広電に乗車し「八丁堀」乗り換え、白島線「縮景園前」下車すぐ。
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