あーっ、逃げるーっ
昨日のニュースで「男が店員を次々と切り付け、逃走しました」というのが聞こえてきました。テレビの画面を見ると、テロップも「男が店員を次々と切り付けて逃走」となっていました。もう少し遅い時間帯のニュース番組でも、やはり「男が店員をカッターで次々と切り付け、逃走しました」と言ったので、がっくり、事件発生からしばらく時間がたったのに、アナウンサーたち、だれも気づかないのか? と、あきれました。
「切り付ける」は、自他下一、つまり、下一段活用の動詞で、自動詞のときの意味は「切りかかる」、刀やナイフで人に切りかかるというイメージ、他動詞のときの意味は「切って刻みを付ける、彫り付ける」、彫刻刀やのみ(鑿)等の刃物を使って硬い木の表面に模様を刻み付けるようなイメージです。
ここまで読めば、もうお分かりですね。「人に切りかかる」の意味なら、自動詞だから、「切り付ける」の直前の助詞は「に」、「模様を刻み付ける」の意味なら、他動詞だから、「切り付ける」の直前の助詞は「を」です。この事件は、男が「店員に」切り付けたのです。「店員に」刃物を持って襲いかかったのです。
ニュースを読むアナウンサーさん、助詞の勉強をしてください! たとえ渡された原稿に「店員を」と書いてあっても、「店員に」と言えてこそアナウンサーですよ。( ̄_ ̄)
昨日のニュースで「男が店員を次々と切り付け、逃走しました」というのが聞こえてきました。テレビの画面を見ると、テロップも「男が店員を次々と切り付けて逃走」となっていました。もう少し遅い時間帯のニュース番組でも、やはり「男が店員をカッターで次々と切り付け、逃走しました」と言ったので、がっくり、事件発生からしばらく時間がたったのに、アナウンサーたち、だれも気づかないのか? と、あきれました。
「切り付ける」は、自他下一、つまり、下一段活用の動詞で、自動詞のときの意味は「切りかかる」、刀やナイフで人に切りかかるというイメージ、他動詞のときの意味は「切って刻みを付ける、彫り付ける」、彫刻刀やのみ(鑿)等の刃物を使って硬い木の表面に模様を刻み付けるようなイメージです。
ここまで読めば、もうお分かりですね。「人に切りかかる」の意味なら、自動詞だから、「切り付ける」の直前の助詞は「に」、「模様を刻み付ける」の意味なら、他動詞だから、「切り付ける」の直前の助詞は「を」です。この事件は、男が「店員に」切り付けたのです。「店員に」刃物を持って襲いかかったのです。
ニュースを読むアナウンサーさん、助詞の勉強をしてください! たとえ渡された原稿に「店員を」と書いてあっても、「店員に」と言えてこそアナウンサーですよ。( ̄_ ̄)