◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「首相」を「総理」と読むアナウンサー。

2009-01-04 10:36:53 | 気になる言葉、具体例
                      あけましておめでとう
 例えば、新聞の記事を画面に映し出してアナウンサーがしゃべっている、新聞には「○○首相」と書いてあるのですが、アナウンサーはこれをわざわざ「○○総理」と読みます。テロップが「首相」でも、アナウンサーは「総理」と言います。こういう場面を見たのは一度や二度ではなく、頻繁に見ます。一体なぜ、「首相」と書いてあるのにアナウンサーたちはこれを「総理」と読むのか、ちょっと不思議です。
 では、「首相」と「総理」、正しいのはどっち? 日本では、正式な呼称は「内閣総理大臣」であり、「総理」はそれを略した言い方です。国会中継を見ると、いちいち「内閣総理大臣、○○君」と言っていますよね。「首相」は、正式ではない、法令では登場しない単語なのですが、一般に通用しています。
 Wikipediaによれば、首相(Prime minister)は、内閣または政府を構成する複数の閣僚(minister)のうち、首席の(prime)者を意味し、イギリス、ドイツ、カナダなど、「首相」が正式な呼称である国はたくさんあります。また、正式名称は各国で異なるけれど、それが首相に相当する官職であれば、日本では一律に「首相」と呼ぶ慣習になっている、ということで、( ̄・ ̄)フーム・・・それなら日本も「首相」でいいかなぁ、ま、どっちでもいいようですね。
 そうなると、「首相」と書いてあるのに「総理」と言い換えるアナウンサーたち、彼らはなぜわざわざ言い換えるのかという疑問が残ってしまいました。目から入る情報と耳から入る情報は一致しているほうがすっきりするわけで、「首相」と書いてあるなら「首相」と読めばよさそうなものですが・・・、ひょっとして、「そーり」のほうが発音しやすいから? あ~そうかも~~~、だって、近ごろのアナウンサーは変になまっているし、しゃべるの下手だし、「しゅしょう」を意識して避けているのかしら~~~?
コメント
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