スパイ?
「所さん!大変ですよ」で「3種類のパスポート」と言った徳永圭一アナ。3種類? そういえば、5年のとか10年のとかあったっけ、あと一つは何だろ・・・、ん? そのパスポートを使って3人分の銀行口座を開設したって? 振り込め詐欺に使う? ハムやんのご飯を用意したり保冷剤を取り換えたり、あちこち動き回ってテレビ画面は見ていなかったのですが、いよいよ訳が分からなくなってついにはテレビの前に仁王立ち。
どうやらパスポートは1冊だけで、消せるボールペンを悪用し、名前を、“読みは同じだけど別の漢字”に書き変えて別人の物のように見せる、つまり、1冊のパスポートを3人分のパスポートに見せ掛け、それを使って3人分の銀行口座を開設したという話のようです。あのね、それを「3種類のパスポート」と言うのは違うでしょう? 話の冒頭でズバリ言いたくないとしても「3種類」はだめでしょ、「3種類」は。
アイドルの握手会が開かれている会場でリポーターが「次から次へと握手会が行われています」と言ったのですが、どういうことか想像してみてください。普通に考えれば、例えば午前は池袋、午後は新宿、夜は渋谷というように、各地で握手会を開いているといった状況になりますが、一つの会場で集まったファン全員と握手するのに7時間ほどかかった、それほど大勢のファンとどんどん握手していった、ということでした。
「世界に嫁いだ日本人妻」という番組で見た「カースト制度の家に嫁いだ女性」というテロップ。ナレーションは「厳しいカースト制度の家に嫁いだ女性」と何度も繰り返しました。「カースト制度」という言葉は知っていますが、「カースト制度の家」とはどういうことか? 夫の職業は観光ガイドだそうですが、どういう位置になるのか、具体的に何がどう問題なのかよく分からない~。
日本人らしいセンスの日本語を操れる人が減り、どうにも伝わらない日本語だらけになっています。しかも、ヴィッツのリコールのとき(2013年7月)もそうでしたが、分かっているはずの人(ネッツトヨタ石川の販売店の人たち)に尋ねてもちゃんと分かるように説明してはもらえなかったのですからね。テキトーに書いた文章でも誰かがフォローしてくれるなんて甘い考えでいたらだめなのですよ。
結局、辞任しましたね、トヨタの広報担当役員。車の会社なのに免停タレントを使ったCM、日本語すらおぼつかない広報、そこへアメリカ人の役員、そして、あの麻薬事件、何とも情けないことで┐( ̄д ̄)г。最近は、嫌なニュースをかき消そうとするかのようにCMがやたら流れて本当にうざい!
おまけに、またもやネッツトヨタ石川の販売店でありえないような出来事があり、接客の基本すら心得ていない人たちが営業マンって、世の中一体どうなってるの? トヨタ本体のみならず、販売店もどうかしてるよ、と思っていました。そして、昨日これを書いているとき、来た来た、来ましたよ、『ちゃんとしゃべれ!』の神様降臨m(_ _)m。
「痛快TV スカッとジャパン」の再放送。非常に態度の悪い店員に対して客が「領収証を頼んだりして店員さんの手を煩わせ、機嫌を損ねた私たちが悪いんです。この店員さん、きっと疲れているんです」と大きな声で言ってそこにいた客たち全員を味方にして、慌てて出てきた店長に事情を悟らせ、店員に反省を促しました。また、新人を連れて外回りに出ることになった営業マンは「営業の基本は、営業先のかたの話をよく聞くことです」と言いましたが、そのとおりですよね。
ネッツトヨタ石川の販売店の人、自分の担当でもない客の話なんか聞きたくない、それくらい疲れていたのかな? それとも、朝からものすご~く嫌なことがあって、頭の回転が極端に悪くなっていたのかな? そんなこんなで、“伝わらない日本語”について考える中で改めて2年前のことを思い出しました。販売店の人たちはなぜ説明できなかったのか。なぜ、ちゃんと説明しようとしなかったのか。
しかも、店長の態度は、私の話を聞く気なんか全然ないんだなぁと分かるようなものでしたからね。それで思い当たったのですが、販売店の人にしてみれば、「電動式パワーステアリングコンピュータにおいて、モータ駆動用リレーの不具合により、コンピュータが回路異常を検出し、ハンドルの操作力が増大するおそれがあります」のどこがおかしいの? 何が分からないの? という感覚だったのでしょう。
人の脳は、入ってきた情報の足りない部分を適宜補っている、そういう機能があるわけで、私だって、“伝わらない日本語”を、知識や経験で補って何とか聞き取り、何とか理解しているのです。でも、車がどういう仕組みで動いているかなんてさっぱり分かりませんからね、そういうところは補えないのです。いや、車に限らず、知らないこと、初めて見聞きすることは、どう頑張っても補えないのです。
念のため言いますが、運転技術はありますよ。駐車場の出入り口を工事でふさがれ、ブロック塀と数台の車によってクランクのような形になった狭いスペースから出るしかなくなって、バックでそのクランクをするするっと抜け、「めんどくせぇなぁ~、大丈夫かよぉ~」という表情で見ていた工事のおっさんを驚かせたことだってあります。でも、「ハンドルの操作力が増大するおそれ」にはびびりました。
その日本語の意味は「ハンドルにかけた力が過大になるおそれ」ということなので非常に不安を感じるのですが、知識と経験(またリコールかよぉ~、こんなのどうってことないのになぁ~、めんどくせぇなぁ~)がある販売店の人たちは、文章の前半を読んだ時点でハンドルが重くなることを想像し、その後の「ハンドルの操作力が増大するおそれ」が意味することがそれとは正反対だと気づくことはないのでしょう。
それでも、幾らか日本語のセンスがある人なら、「操作力」ってちょっと変だなと瞬間的に感じるかもしれませんが、要はパワステが利かないってことだろ!? と思いますよね、そして、そう思った瞬間、この書き方はおかしいのではないかと考えることをやめてしまいます。これはとても分かりやすい例ですから私の言いたいことをご理解いただけたと思いますが、こういうパターンばかりになったらその先は一体どうなるのでしょうか。
「所さん!大変ですよ」で「3種類のパスポート」と言った徳永圭一アナ。3種類? そういえば、5年のとか10年のとかあったっけ、あと一つは何だろ・・・、ん? そのパスポートを使って3人分の銀行口座を開設したって? 振り込め詐欺に使う? ハムやんのご飯を用意したり保冷剤を取り換えたり、あちこち動き回ってテレビ画面は見ていなかったのですが、いよいよ訳が分からなくなってついにはテレビの前に仁王立ち。
どうやらパスポートは1冊だけで、消せるボールペンを悪用し、名前を、“読みは同じだけど別の漢字”に書き変えて別人の物のように見せる、つまり、1冊のパスポートを3人分のパスポートに見せ掛け、それを使って3人分の銀行口座を開設したという話のようです。あのね、それを「3種類のパスポート」と言うのは違うでしょう? 話の冒頭でズバリ言いたくないとしても「3種類」はだめでしょ、「3種類」は。
アイドルの握手会が開かれている会場でリポーターが「次から次へと握手会が行われています」と言ったのですが、どういうことか想像してみてください。普通に考えれば、例えば午前は池袋、午後は新宿、夜は渋谷というように、各地で握手会を開いているといった状況になりますが、一つの会場で集まったファン全員と握手するのに7時間ほどかかった、それほど大勢のファンとどんどん握手していった、ということでした。
「世界に嫁いだ日本人妻」という番組で見た「カースト制度の家に嫁いだ女性」というテロップ。ナレーションは「厳しいカースト制度の家に嫁いだ女性」と何度も繰り返しました。「カースト制度」という言葉は知っていますが、「カースト制度の家」とはどういうことか? 夫の職業は観光ガイドだそうですが、どういう位置になるのか、具体的に何がどう問題なのかよく分からない~。
日本人らしいセンスの日本語を操れる人が減り、どうにも伝わらない日本語だらけになっています。しかも、ヴィッツのリコールのとき(2013年7月)もそうでしたが、分かっているはずの人(ネッツトヨタ石川の販売店の人たち)に尋ねてもちゃんと分かるように説明してはもらえなかったのですからね。テキトーに書いた文章でも誰かがフォローしてくれるなんて甘い考えでいたらだめなのですよ。
結局、辞任しましたね、トヨタの広報担当役員。車の会社なのに免停タレントを使ったCM、日本語すらおぼつかない広報、そこへアメリカ人の役員、そして、あの麻薬事件、何とも情けないことで┐( ̄д ̄)г。最近は、嫌なニュースをかき消そうとするかのようにCMがやたら流れて本当にうざい!
おまけに、またもやネッツトヨタ石川の販売店でありえないような出来事があり、接客の基本すら心得ていない人たちが営業マンって、世の中一体どうなってるの? トヨタ本体のみならず、販売店もどうかしてるよ、と思っていました。そして、昨日これを書いているとき、来た来た、来ましたよ、『ちゃんとしゃべれ!』の神様降臨m(_ _)m。
「痛快TV スカッとジャパン」の再放送。非常に態度の悪い店員に対して客が「領収証を頼んだりして店員さんの手を煩わせ、機嫌を損ねた私たちが悪いんです。この店員さん、きっと疲れているんです」と大きな声で言ってそこにいた客たち全員を味方にして、慌てて出てきた店長に事情を悟らせ、店員に反省を促しました。また、新人を連れて外回りに出ることになった営業マンは「営業の基本は、営業先のかたの話をよく聞くことです」と言いましたが、そのとおりですよね。
ネッツトヨタ石川の販売店の人、自分の担当でもない客の話なんか聞きたくない、それくらい疲れていたのかな? それとも、朝からものすご~く嫌なことがあって、頭の回転が極端に悪くなっていたのかな? そんなこんなで、“伝わらない日本語”について考える中で改めて2年前のことを思い出しました。販売店の人たちはなぜ説明できなかったのか。なぜ、ちゃんと説明しようとしなかったのか。
しかも、店長の態度は、私の話を聞く気なんか全然ないんだなぁと分かるようなものでしたからね。それで思い当たったのですが、販売店の人にしてみれば、「電動式パワーステアリングコンピュータにおいて、モータ駆動用リレーの不具合により、コンピュータが回路異常を検出し、ハンドルの操作力が増大するおそれがあります」のどこがおかしいの? 何が分からないの? という感覚だったのでしょう。
人の脳は、入ってきた情報の足りない部分を適宜補っている、そういう機能があるわけで、私だって、“伝わらない日本語”を、知識や経験で補って何とか聞き取り、何とか理解しているのです。でも、車がどういう仕組みで動いているかなんてさっぱり分かりませんからね、そういうところは補えないのです。いや、車に限らず、知らないこと、初めて見聞きすることは、どう頑張っても補えないのです。
念のため言いますが、運転技術はありますよ。駐車場の出入り口を工事でふさがれ、ブロック塀と数台の車によってクランクのような形になった狭いスペースから出るしかなくなって、バックでそのクランクをするするっと抜け、「めんどくせぇなぁ~、大丈夫かよぉ~」という表情で見ていた工事のおっさんを驚かせたことだってあります。でも、「ハンドルの操作力が増大するおそれ」にはびびりました。
その日本語の意味は「ハンドルにかけた力が過大になるおそれ」ということなので非常に不安を感じるのですが、知識と経験(またリコールかよぉ~、こんなのどうってことないのになぁ~、めんどくせぇなぁ~)がある販売店の人たちは、文章の前半を読んだ時点でハンドルが重くなることを想像し、その後の「ハンドルの操作力が増大するおそれ」が意味することがそれとは正反対だと気づくことはないのでしょう。
それでも、幾らか日本語のセンスがある人なら、「操作力」ってちょっと変だなと瞬間的に感じるかもしれませんが、要はパワステが利かないってことだろ!? と思いますよね、そして、そう思った瞬間、この書き方はおかしいのではないかと考えることをやめてしまいます。これはとても分かりやすい例ですから私の言いたいことをご理解いただけたと思いますが、こういうパターンばかりになったらその先は一体どうなるのでしょうか。