◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「見た目よりニオイが重要な根拠は?」って?

2012-04-22 09:23:54 | 気になる言葉、具体例
                             忙しそうな矢追名誉館長

 15日に、脳の仕組みから見た嗅覚ということを書きました。夜遅くにたまたま見た番組で大学の先生らしき人が言っていたのですが、においは、脳内で、理性が働く部位を通らずに好きか嫌いかを感じる部位に直接行く、だから理性が働かない、そして、においの好き嫌いは個人差が大きい、ということです。
 私は、いかにも石油化合物という感じのしつこいにおいが嫌いです。また、たとえいい香りでも、強すぎれば悪臭になります。この冬、職場でそういうにおいに苦しんだわけですが、息ができないほど苦しんだのは私だけ。こんなに強烈な刺激臭が平気だなんて、みんな鼻の穴が開いてないんじゃないか、な~んて思っていましたが、その番組を見て、なるほど納得! だったわけです。
 しかぁ~し、テロップが何ともお粗末で、さらに、話を聞いていた芸人がトンチンカンなことを言って、いや、これがね、おばかな芸人だったらトンチンカンでも何でもいいんですが、いわゆる高学歴芸人というやつで、面白くも何ともないことをむきになって言うものだから、先生がたまらず言いましたよ、「話、聞いてた?」って。
 さて、まずは「見た目よりニオイが重要な根拠は?」というテロップ、このときのナレーションは「見た目よりもにおいが重要という、その根拠は何なのか」でした。とにかくにおいが重要なのですよ、その根拠を説明しようとしているのですから「見た目よりニオイが重要、その根拠は?」と書けばいい、それだけです。
 次は「ニオイの判断は理性の判断を優先する」というテロップぅ~( ̄д ̄)! 先生は「生理的に嫌いだという状態になると、理性で『この人は経済力があるから』という判断ができなくなる」と言ったのです。さらに、別の人が「負けちゃうんだ、理性が」と言い、先生が「はい」と答えたのですよ。においの相性が悪ければ幾らお金があっても無理ぃ~ということですね。つまり、「ニオイの判断は理性の判断より優先される」です。もっと言えば「ニオイの判断には理性が働かない」ですけどね。
 昨日、羽咋市(はくいし、UFOの町)のコスモアイル羽咋に行ってきました。なんと、「本物に遇える宇宙科学博物館」ですよ、「NASA特別協力施設」ですよ、そして、あの矢追純一さんが名誉館長ですよ。館内のUFOライブラリーにて執務中のところを激写! ハムやん准教授に写真を提供して紹介してもらいました(⌒・⌒)ぶふふ。

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