黒川温泉に泊まった翌日は雨かと思えば晴れてくる何とも山らしい天気。せっかく阿蘇近くにきたのならばと車で25分ほどのところにある大観峰を目指す。ただ、車を走らせて直ぐに雨が強くなり、雲がどんより垂れ込めてくる。
すると自衛隊基地に向かうのか自衛隊のトラックの後ろにつく羽目になる。途中、小国街道から瀬の本高原を右折してやまなみハイウェイを通るが、牧場の前をいくつも通るが、このあたりには肝心の牛はいない。しばらく走り、自衛隊のトラックとも別れ、左折。駐車場に車を止めて大観峰を目指す。
車を降りると風も強く、時折雨が降る中歩き始める。
売店の隣にある坂を登っていくと途中電波塔があり、その先には『大観峰』の石碑がある。
雲はようやく少し切れて、青空も顔を出す。下の田畑はくっきり見え、山のてっぺんも丁度雲の少し下に位置することから何とか稜線は確認できた。風が吹くと草が波のようになり、その雄大さに改めて驚く。
その後は小国町にある『鍋ヶ滝』に向かう。実は前回の九州旅行の途上で大分県豊後大野市の原尻の滝(日本のナイヤガラとも言われている滝)を知って以来、九州の滝の豪快さに感銘を受け、今回は『鍋ヶ滝』を知り、行くことにした。鍋ヶ滝は 熊本県阿蘇郡小国町にある落差10m、幅20mほどの滝、滝の裏側に回る、つまり『裏見の滝』が見ることが珍しいもの。大観峰からは30分くらい車を飛ばし、到着。
駐車場も整備されている。町がその管理をしており、遊歩道を8分程度降りたところにある。
夏のためか水量も多く、ダイナミックな姿を見ることができる。さらに滝の裏側に廻る道があり、そこからみる風景は中々異空間。
某お茶のCMで使われて以来来場者も増加しているとのこと。まあ、かなり不便なところだが、普段見れない滝の風景を楽しむことができる。