五島に来るとランチを食べる店が探せないことが多い。初日は何とか道の駅で食べたが、団体がいたため、1時間待つ結果に。中通島に来て『五島うどんの里』に行くことを決めてから頭ケ島教会を見に行く。この店は有川港の中心にあり、土産物屋なども併設している。
五島うどんは遣唐使が連れて来たとも言われ、中国浙江省岩担地区にある『索麺』の製法を伝えたものと考えられている。特徴は塩と小麦をよくこね、熟成させて生地をつくる。この生地を地元特産の椿油で伸ばして作る。また、出汁は焼きあごを使い取ったものを使う。
12時半ということもあり、混んでいたが何とか席を2つ確保、本来ならば名物地獄だきを食べるべきであるが、額から汗が滴る中、これはやめてウドンと刺身茶漬がセットになった『朝どれ海鮮うまか漬定食』(800円)にする。
やってきたのはすこし小さなウドンと丼に醤油につけた朝どれの白身の魚(カワハギ、ブリ、カンパチ、タイなど)のタレに漬けた刺身が乗っていて、出汁が別の容器に入ってくる。
まずはうどんから。天かすとかまぼこが1枚、うどんは細くツルツル、喉越しがよい。つゆはかなり熱いが、アゴ出汁がよく効いて美味い。
刺身の乗った丼は琥珀色の刺身はぷりぷりしていてご飯との相性も最高。半分くらい残し、これにワサビを載せ、出汁をかけて食べるがこれも美味い。これで800円は安い。この店はうどん単体ではそれほど安くないが、セットメニューは生姜焼き定食、トンカツ定食などすべてうどん付きで800円代である。店は待ち人が出るほど大入り満員だが、その訳もよく分かる。ごちそうさまでした。(天候や気温もあるのか地獄だきを食べている人はいなかった。)
五島うどんの里
長崎県新上五島町有川郷428ー31
0959422655