神田駅北口の以前カレー屋があった後に6月鉄道マニアには嬉しい店がオープンした。店の名前はズバリ『神田鐡道倶楽部』である。店の外観だが、向かって右側には昔の東北本線の時刻表の写真がモチーフにされ、ランチメニューはかつての日本食堂の復刻版である。(運営会社は日本食堂の後進であるNRE)
中に入ると食堂車というよりビュッフェ、カウンターのみで椅子も簡易なもの。あまり、居心地がいいものではない。
席は列車の号車が割り振られ、私が座ったのは7号車、前には新幹線の席案内の表示板も置かれている。
店内にはSLの銘板、駅長室の案内板、古いサボ(列車の行き先を書いたもの)、車掌の帽子、古い駅名表示板(ほんしおがま)などが並べられ、ディスプレイには鉄道のビデオがかかっている。
ランチメニューは『カレー』『カツカレー』『ベロネーズ〜パスタの上にカツを載せ、ミートソースを掛けたもの』『まかないハチクマライス〜ライスにハムエッグを載せ、唐揚げを添えたもの』の4種類から選択。とりあえずカツカレー(830円)をお願いする。注文を取ると後ろの制服姿のコックに『7号車のお客様からカツカレーの注文をいただきました。』と伝え、オープンキッチンで作る。周りを見渡すとマニアが数名、鉄道好きなおじさんが約半数、残りは単にランチを食べにきた人。
5分でカツカレー到着、カツは揚げたてだが、やや薄く硬い。カレーはパンチはないが、昔のビュッフェの味がする。昔、新幹線のビュッフェを利用したころはこれをつまみにビールを飲んだことを思い出した。
一般人はともかく、マニアには楽しい趣向であり、料理の美味い不味いではなく、懐かしい味。また、電子マネー(suicaなど)で支払うと30円安くなるのでお得。3時からはバータイムになるらしく、特色のあるカクテルや地域性を生かしたつまみも出てくる様子。次回は是非ビールを片手に楽しみたい。
神田鐡道倶楽部
JR神田駅北口改札外
0352562660(土日祝日は休み)