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九州の旅の食の話、第2弾。黒川温泉から福岡に向かう行程のことはブログに載せなかったが、日田を経由して小石原焼の窯元を訪れた。小石原焼は最近名前を聞かれたことがある東峰村、7月の洪水で朝倉市とともに被害が大きかったところである。移動の途中もその被害の大きさを目の当たりにする。流木が多数引っかかったままの橋、陥没して交互通行を余儀なくされている国道、鉄道の代替バス、災害復旧工事と書かれたトラック。その残土と流木の捨て場のすごさに災害の大きさを実感した。
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私は以前から目をつけていた森喜窯へ行く。実は行くことがためらわれたが、前日に電話した際にぜひお見えくださいと言われたのだ。幸いにこの窯は被害が殆どなかった。しかし、我々が行って喜ばれたのは、災害発生以来窯元を訪れる人が激減したためである。もちろん、店の人も暖かく迎えてくれ、また、すぐ先の道の駅も復活したことを知る。もちろん、森喜窯ではお目当の底の部分が青くガラス状になった焼酎用グラスを2つ購入、また、道の駅では違う窯の猪口を2つ。大きく災害復興に役に立つではないが、やはり行って消費することも支援の1つかなと感じた。
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遅くなったが、食べ物の話。小石原の後に旧甘木市(朝倉市)秋月に葛餅を食べに行く。桜がない夏の盛りに秋月城址に行く人はまあいないとは思っていたが、それにしても寂れ方がひどく、かなりの茶屋や土産物店が廃業を余儀なくされているのには驚く。しかし、以前から通っている黒門茶屋は健在と知ってホッとする。
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すぐに葛餅を注文したが、30年前と変わらぬ味、葛粉100%で作られた舌触り、香り、仄かな甘み。私は日本一の葛餅と信じている。
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最後に福岡市に宿泊、夕飯に食べに行ったのが割烹よし田。メインはもちろんイカの活き造り(活けイカと地元では言う)である。最近は東京にも活けイカを食わせる店はあるが、皿からはみ出そうなスミイカは身が弾力があり、生姜でも山葵でも美味い。
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そしてイカは九州の甘い醤油がよく合う。刺身の後はエンペラと足を天ぷらにして食べるが、これもプリプリで美味い。
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ただ、二人連れではあとアラカブの煮付ともう一皿で満腹。
それにしても九州の食べ物はハズレがない。私には第2の故郷と呼びたいくらい、好きな場所である。