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毎年の旅行はテーマを決めているが、今回は世界遺産登録を目指す『五島・長崎の教会群』と先日世界遺産登録された『宗像大社及び沖ノ島から発掘された国宝』を見て回ることにした。短い休暇を使っての旅のため、効率を重視し、行きに限っては長崎〜福江は空路を使って見た。
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8月1日ソラシドエア長崎行6時50分発に乗るために井の頭線久我山駅は4時45分の始発を利用、吉祥寺からは5時発のリムジンバスで羽田空港を目指す。このバスは定刻より早く僅か35分で羽田空港到着。人はまだまばらの空港内で荷物を預けるのだが、何と完全自動化されている。連れ合い曰く、1人で飛行機も乗れそうもないとのこと。順調にB737は長崎空港到着、ここで福江行きの小さなボンバルディア社製プロペラ機に乗り継ぐ。
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49人乗りはバスクラスの大きさで座った位置からは車輪が格納されて行くのも見ることができる。有視界飛行のため、空からも西彼杵半島を横断するのがよくわかり、海に出て数多くの島を見ながら僅か35分の飛行機の旅は終了。羽田空港から3時間あまりで無事に五島つばき空港に到着した。
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レンタカーを借りて最初の目的地である堂崎教会堂に向かう。当たり前だが周りは海、しかも深緑色の静かな海を見ながら走る。気温は33℃、僅か20分くらいの行程だが、ナビは海沿いの目的地を指し、その先に駐車場。しかし、何と駐車場はほぼ満車、人気の高さを感じる。駐車場からは海沿いの道を7、8分歩くが、その海の透明度の高さ、泳ぐ小魚の群れが見えることにまずは感動。
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すると煉瓦造りの堂崎教会堂が見えてくる。この教会はにキリスト教の禁教が解かれてから僅か6年後の1881年に前身の堂崎小教会が作られ、今の赤煉瓦造りの建物ができたのは1908年。美しいバロック調である。教会の中には色々な資料が展示されている。10人程度の見学者がいるが、教会巡りの最初に選ぶには良い教会である。また、五島の教会では珍しく周りに店もあり、お茶を飲める店もある。
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次は水の浦教会を目指すが、湾が入組み、深いからだろうかまるで湖のように全く波が立たない。このような海は見たことがない。
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そのうち、白い教会の建物が見えてくるが、この建物は見覚えある長崎の大浦天主堂に似ている。明治13年に鉄川与助という教会建築の一人者の手により造られた教会は階段を登った海を望むように立っている。見学者も僅か2人とひっそり、普段使われているだけあり、名前の書かれたスリッパや聖書に地域の教会という感じを強く受ける。昔、天草で見た崎津教会は中が畳敷きであったのには驚いたが、まさに同じであった。(以下、次回)