hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

東大島駅

2018-06-19 05:00:00 | 日記

『メトロに乗って』その84。今回は都営地下鉄新宿線東大島駅を降りて周辺を歩く。開業は1978年12月で当初は終着駅であったが、1983年12月に船堀駅まで延伸したため途中駅となった。

都営地下鉄新宿線は大島駅までは地下を走るが、この東大島駅で地上に出る。さらに変わっているのはこの駅は旧中川の上にある橋上駅である。川の上にある橋上駅はあまり数がなく、阪神電車の武庫川駅や芦屋川駅くらいしか思いつかない。


駅は船堀側の小松川口と大島側の大島口の二つがあるが、後ろ側の大島口で降りる。すぐ右に曲がると船堀街道、そして右に歩くと船堀橋となる。因みに旧船堀橋は木造の橋であったが、耐久性から新たに架け替えられ、また、旧中川と中川放水路・荒川に架かる2つの橋の総合体でそのうちの旧中川部分。登り口にもこの橋では歩いて荒川は渡れませんとある。

橋の真ん中まで歩くと殆ど流れていない旧中川は湖のよう。目の前には東大島駅、とても地下鉄の駅とは思えない。


反対側にはさくら橋ともみじ橋という人道橋、遠く見えて行くのは諦めた。

船堀橋を戻り、左手に歩く。都営地下鉄の高架をくぐり、公園の中を歩くと目の前には中川船番所資料館という茶色の三階建の建物が出てくる。これは江戸時代に小名木川の中川口にあった番所と水運に関する展示があり、200円を払い中に入る。

階段を上り3階に行くと中川番所の再現ジオラマや江戸時代の水運、大工町の様子や川さらいの様子、明治時代の写真などがある。また、2階には和竿を中心に釣具の展示があるが、わたしには価値がよく分からない。

外に出ると目の前に『旧・中川川の駅』という公園になっている。船の乗船場もあり、水陸両用バスのスプラッシュポイントともなっている。


ちょうど日の丸自動車興業が運営するSkyDuckという水陸両用バスが川面を走っていた。川風が気持ちよく、護岸もコンクリートには見えないため葦が生えて水鳥たちのオアシスとなっているようである。都心からわずかだが、こんないい場所もあることに気付かされた。