かぶれの世界(新)

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究極のコストパフォーマンス

2014-11-02 22:53:31 | うんちく・小ネタ
大袈裟なタイトルだが大したものではない。だが、私には298円ワイン以来の驚きの費用対効果の商品に出会った。それは中国Lepai製のディジタルアンプLP-2020Aだ。
10日前に息子の部屋に入ると居間のステレオより格段に良い音質のジャズが聞こえて来た。そこで紹介されたのが目の子で120x30x80程度の小さい銀色の箱に入ったアンプだった。
たった2580円という信じられない安価で迷うことなくアマゾンで注文、翌日の夜には届いた。接続はDC電源と信号入力、左右のスピーカーへの接続だけ、操作も電源スイッチとボリュームにトレブルとバスのみ。
15年前に米国から帰任直後流行り始めていたAVアンプを11万円で買い、その頃まだ高かったDVDプレーヤーで15年間音楽を聴いて来た。田舎の実家は広い家なので空き部屋を改築し、ワンランク上のAVシステムにプロジェクターやスクリーンを揃えホームシアターを作った。
だが、実際のところDVD映画は滅多に見ず、東京でも田舎でも殆どは音楽を聴くだけだった。と言うことで、音楽を聴くだけならAVアンプに比べLP-2020Aは嘘みたいに安かった。
接続はAVアンプを利用してごく簡単に終わった。AVアンプのVCRアウト(録画用音声で加工されてないはず)を音源にして、今までと同じスピーカーに接続した。恐る恐る電源を入れて聴いてみると音楽だけなら同レベルの音質か、或いはそれ以上かもと思った。
どの程度の品質かは音源やスピーカーが1クラス上なら実感できるはずだがそれ程のことはない。マニュアルを見て音質は内蔵のディジタルアンプClass-T Tripath Ta2020 Audio Amplifier ICで決まっているようだ。息子によるとマニアの間で評判の「伝説」のアンプらしい。
最近のスマホやパソコン等の電子機器と同じで中国の製品品質と言うより、海外の専門メーカーから買ってきた部品(IC)で音質が決まってしまうということなのだろう。調べた限り詳細な情報はないが、ネット社会では馬鹿に評判がいい。それもバカ安なのがいい。
バンド幅が広く再生忠実度が高いように感じた。どうせ老化した私の耳の可聴領域は圧倒的に狭くなっていて、オーディオシステムの音質の違いを聞き分けることなど出来ないはずだ。しかし、今のところ気分よく手持ちのCDを順に聞き直している。これだからデフレ脱却は大変だ。■
コメント
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