かぶれの世界(新)

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国民の努力を無視するコロナ報道

2020-05-08 11:40:36 | ニュース
昨日の全国のコロナ感染者増加数94人、死者増加数が13人と急減した。大半を占める東京の感染者増加数も23人に急減した。連休中にかかる検査だったので検査数が少なく割り引く必要があるかも知れない、間違いなく驚くべき進展を見せたと私は評価した。

だが、何故かマスコミは軽く扱った。熱心に報じたのは緊急事態下の企業や個人生活や出口戦略のあるべき姿と、海外の報道を引用して検査数の少なさだった。それも重要だが、今朝報じるべき最も重要なニュースは他の国とは異なるアプローチを取った日本が、ここに来て感染数が抑制される見通しが立って来たことだ。

もしかしたら日本のマスコミ各社は、我国独自のコロナ対策が失敗するのを願っていると疑いたくなる扱いだ。もしそうななら日本国民を愚弄していることにならないか。先月の記事「日本的民主主義を問うコロナ」で指摘したように、欧米のような強制力を伴う法ではなく要請に基づく行動で対処した。そして成果が明らかな数字で現れて来た。日本国民が頑張った結果で世界に誇るべきと思う。

一部の人達が生活や遊興の為に国民の努力に水を指す行為をするのはある意味予想できたことで、それも含めた日本民族の優れた特質がトータルで勝利しつつある。この先も苦しい戦いは続くだろう。その勝利を邪魔する恐れがあると懸念するのは、私が「第2のウィルス」と呼ぶ誹謗中傷の輩と、国民の努力をきちんと評価せず不安を煽る一部マスコミの報道姿勢だと考える。

我が家は購読を止めたが朝日新聞のニュースレターを毎日見て、彼等が何を考え重要視しているか見ている。それが実に酷い。6日の見出しは「PCR検査体制「日本の恥」」、今朝の見出しは「コロナで混迷 揺らぐ一強体制」、これが感染者や死者が大きく改善する傾向を見せた時の見出しだった。再度繰り返すと国民が要請を受けて必死で実行した成果は無視された。私は侮辱された気がする。

自社主張に都合の良い時だけ英米の日本批判記事を引用するが、今や英米はコロナ対策を大失敗した二大強国だ。連日繰り返し報じられる米国の悲惨な状況は見るだけで辛い、加えて遂に英国の死者数は3万を超えた。気になるのは英米の失敗原因を詳細に調べ大々的に報じるべきだろう。だが、余りにも度が過ぎた「大失敗」で参考にはならないかもと思う。

少なくともコロナ対応については、日本民族の断トツに優れた特性(注)を信じて今迄は機能したと思う。もし朝日新聞がそう思わないならその理由を明らかにして読者に示すべきだと思う。米国については私の経験から皮肉たっぷりに(悪の仮説)で米国の失敗理由を説いた。今も3300万人に失業者とあの高級百貨店が破産と報じられた。日本なら国中がひっくり返る事態だ。■

(注)ボストンコンサルティングの消費者意識調査によると、日本人は死者が断然少ないが「最も危機感が強い一方で、慣れ親しんだ暮らしを変えることにためらっている」という。調査が理解してないのは、日本人の日常生活が既に彼等の目指す暮らしに近いことだ。(日経5月8日)
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