かぶれの世界(新)

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40年ぶりの新大久保

2024-07-15 16:42:38 | 日記・エッセイ・コラム
昨日長男の嫁さんの提案で新大久保の韓国料理屋さんに家族全員が集合して孫の誕生会を開いた。40年前と言っても、大体その頃かなという程度の好い加減なもので、何十年も前の事で正確にいつ頃か記憶が定かでない。その頃は新宿より先には滅多に行かない、山手線の駅の一つだった。

ところが、昨日昼時に新宿で山手線外回り乗り換えると車内は大袈裟に言うと若い女性で満員、そして新大久保駅で全員下車した印象だ。今や若者に人気なのは渋谷でも新宿や原宿でもなく、一番人気は新大久保なのだそうだ。下車して階段を下りて見た街の景色は全く記憶がなかった。駅前の狭い道を歩く人は殆ど若者達、特に若いお洒落な女性達だった。

予約したお店まで息子の後をついて歩くだけ、同居の息子も40を過ぎ初めてだったがスマホを見ながら苦も無くお店に着いた。お店は中々予約が取れない人気の店で、店内は若いお客で一杯だった。聞くと店員は若い韓国女性が殆どだったが、当然ながらお客は殆ど日本人だという。お客の大声で交わす会話や笑い声で騒々しかった。私の好みではなかった。

店の一番奥にある部屋に案内されると娘の家族は既に到着、暫くして長男家族も参加してパーティは始まった。30-40年前に仕事で何度か韓国に出張したが、接待で出されるままに宮廷料理を頂き具体的な記憶がない。今回も子供達がオーダーした良く知らない料理をただ食べた。

子供たちは孫のことを考えてなるべく辛くないものをオーダーしてくれたので、私も嫌ではなかったが積極的にまた来て食べたい程のことはなかった。かつて私は仕事上の接待で宮廷料理を食べたので一般の韓国料理はよく分からないということにしてる。だが、若い人たちには人気のようだ。韓国料理の価格が安いのもその理由かもしれない。10人分を支払うと2万円余だった。

実は驚いたのは3人の孫が全て別々の席に座り、殆ど会話を交わすこともなかったことだ。一番上が中2、真ん中が小5、下の子が小3で、全員誰とも言葉を交わさずスマホをいじくりプレゼントの漫画を見ていた。2年前まではそうではなかった。今回は大人が言葉をかければ返事するが、それ以外に何も話さなかった。元々子供達に経験をさせようと思って全員揃って誕生会を始めたが、徐々に自分たちの趣味や友人との交流の方が楽しいようだ。そういうもんだと思ってる。

お店を出て駅周辺をそぞろ歩きしていると、見覚えのある景色に出会った。道の上を走るJR電車ののガードレールの下を通り過ぎて後ろを見た時だ。多分、かつて新宿から電車に乗らず西武新宿駅を過ぎて新大久保迄歩いていた時に見た景色だろうと思う。私は湿度の高い暑さと大勢の人息に疲れたのか、夫々に分かれて先に自宅に帰ることにした。疲れたが、楽しかった。■

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