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どっちも大事!?

2024-08-08 20:57:10 | 日記・エッセイ・コラム
朝食を終えてテレビを見ながら家族間のやり取りをLINEでチェックすると、昨日から長男家族が大変な目に遭っていた。広島から羽田行きのフライトが東京の「ゲリラ雷雨」で出発が遅れ、やっと飛んだと思ったら雷雨が治まらず上空で着陸待ち、一時は関空に向かうと機内放送が流れ、一転して羽田着となったという。

なんとか深夜12時に羽田に着いたものの、息子によると「地獄のタクシー待ち」で、1時25分にやっとタクシーに乗れ帰宅したのが2時前だったそうだ。都内の全タクシーが空港に集結したそうだが、全国からのフライトが遅れて到着する事態になっては、全く足りず空港で夜を明かす乗客も多かったらしい。ちなみに配車アプリは制限がかかって使えなかったそうだ。

私はそんな事態になっているとは露知らず、今朝のテレビニュースでも報じていたのはオリンピックで活躍する日本人選手、乱高下する日米の市場動向や米国大当選の最新動向等々。普段ならテレビが大騒ぎで報じるニュースのはずだが、私はメールを見て初めて知って驚いた。無事だと知って安堵したが、こんな難しい事態で家族を守る息子の姿を思い浮かべて大変だったろうと思った。

同時にかつて経験した飛行機のトラブルを思い出した。退職直後に下の息子を連れてサンフランシスコ経由でカナダのバンフに行った時のことだ。サンフランシスコに早朝に着いたが9.11直後で入国審査が厳しく、カルガリーに飛ぶフライトは1日2本しかなく乗換機に間に合わず、夕方まで空港で待つことになった。長男より運が良かったのは待ったのは昼間だった。

広い空港内を歩き回りシャワーを浴び、朝と昼の食事を済ませ、空港内で時間を潰す場所を見つけ、早目にカルガリー行きフライトに乗る手続きを終えた。その時は私もまだ若くあまり苦労することもなく対処できた。今の息子は当時の私より若い、多分何とか対応できたのだろうか。

次に一昨日長距離路線バスに乗った時に放置された熱中症気味の若い女性の事も思い出した。もし彼女が身内だったら、私はバスを降りて救急車を呼び病院に連れて行っただろうか。次のバスに1時間遅れたら1か月間放置していた実家をどうしただろうか。自分の都合ばかり並べて言い訳してる場合じゃないだろう。私の好い加減な思い出の言い訳は、正直「どっちも大事」かな。■

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