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衆院選から見えてくる日本人

2024-10-19 20:11:45 | 国際・政治
27日投開票を控えてマスコミが報じた世論調査の結果は、日本人の国民性がどういうものか示しているように私には感じた。勿論、自分の生活を良くしたいと言う国民の気持ちは世界共通だと思う。私が気になるのは、報道によると石破新首相が率いる自民党の評判は余り良くないことだ。個人的に私は以前から石破氏は右寄りな発想や、見かけが好きではなかったのだが。

それでも、日本が安全保障を米国に頼る一方的な日米安保条約を見直すべきだと言う彼の主張には同意する。それは能登半島等で災害に見舞われると度々自衛隊が支援し、国民の生命と自国の領土を守る役割を果たす自衛隊を憲法に明記すべきと言う彼の主張と同一線上にある。しかし、報道を見る限り国民の関心は経済や暮らしに自民党の政治資金問題などだ。あれだけ大騒ぎしたのに。

私の見た限りでは、東日本大震災や屋久島オスプレイ事故と能登半島地震で、報道の仕方が随分違った。被災者の反応がどうだったか、それをマスコミがどう報じたか、災害の規模によって自衛隊がどのように支援したか理解できない差があった。私の目には、東北の人達の立ち直りの凄さ、オスプレイ事故の理解できない非難、北陸の高齢者達の受けた衝撃の大きさが目立った。

このような傾向は別に日本に限った訳ではないと思う。だが、自国の領土や領海を守り災害時の捜索や救助をする自衛隊を、憲法上自ら放棄するような国は日本以外にありえないと思う。このままでは命懸けで対応してくれる自衛隊に失礼に当たると思う。同様に軍用機が墜落して死亡した米国軍人に悼むことなく、事故を非難する人達やマスコミは失礼極まりないと私は思う。

私は今回の石破首相下の選挙で自国をどう守るか、自国防衛が議論になると予想していた。それは半導体など経済安全保障だけではない。石破氏が首相になる前から米国の識者に送った論文内容から議論を期待していたのだが正直がっかりだ。同時に、偉そうで失礼な発言だが、今回の衆院選から見えて来た日本人の国民性というか自己都合の性癖には失望を隠せない。■

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