銀杏の木の緑が鮮やかだ。「目に青葉」とくれば、「山ほととぎす」だが、街中では、なき声は聞かれない。「ほととぎす」のなき声は、どんなのかも、知らない。これでは、「句」を理解できねぇべぇと、苦笑をしている。「初鰹」は、ス-パ-のもので、味わった。「五月」は、「五月晴れ」、「五月雨」、「五月闇」を、思い浮かべるが、陰暦、五月のこと。夕暮れの空みあげたら、満月。あと十五日で、陰暦の五月の朔日になる。梅雨の季節になるのだろう。陰暦からみると、季節は早めに、巡ってくるようだ。
ちょっと時代がかかっているような花だ。ホ-ムセンタ-で売っているのとちがって、小粒の花で、単色で古風だ。花を見て楽しむのではないようだ。盆栽として、楽しむ「さつき」なのだが、盆栽として楽しむほど、粋かってはいない。盆栽としての、手入れはできない。まあ、盆栽を楽しむゆとりはなかった。この時期、花を楽しんでいる。