八十路徒然なるままに

人間の大事。餓えず、寒からず、風雨にをかされずして、閑かに過ぐるを楽しびとす。徒然草より

美意延年

2016年07月31日 19時44分46秒 | Weblog
びいえんねん。四字熟語辞典より。心を楽しませて、つまらないことに、くよくよしなければ、おのずから長寿を保つことができる。とある。前述の続き。在宅で介護が始まって、8年になる。同じ屋根の下での暮らしては、4年かなぁ。始まりは、大腸腫瘍の切除。高血圧症で入院。脳梗塞での、入院が二回、類天疱瘡で、長い月日の、皮膚に薬の塗布。拒食症のようになってしまったことなどを、思い出す。いやだなぁと思ったことは、何度もある。いやだと思えば、思うほど、どんどんと、いやな方にいってしまう。ならば、いやだと、思わないことにする。これで、今日まで、いや、これからも、いやと思わないこととする。

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哀哀父母

2016年07月31日 19時13分38秒 | Weblog
四字熟語辞典より。子を生み育てて苦労を重ねてくれた父母。苦労を重ねて死んだ父母の死と、その恩に報いることができなかったことを嘆き、親を慕う情を表した語。とある。在宅介護中の義母は、もうすぐ、102歳になる。たまーぁに、おしゃべりの相手をしていると、じっちさんと、ばっぱーぁさんのどこさ行くんだぁと云う。じっちさんとばっぱさんは、遠の昔にいない。ばあちゃんは、自分のことを知って、介護をしている娘の、世話を終わらせたいと、考えているのだろう。ばあちゃんが、脳梗塞になり、左半身が不自由になり、その時、介護の娘に、涙をながして、詫びていた。今は、早く旅立ちたいと、思っているのだろう。悲しみや、心のよりどころは、ばあちゃんでも、じっちさん、ばっぱあさんなのだろう。

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