画像は、小生が作った、きゆうりとみょうがの浅さ漬け。先日の写経会に、ちょっと遠方から来ている女性が持参して、お接待があった。その時の、きゆうりとみょうがの浅さ漬けが、鮮やかな赤茶色の平皿に、割りばしを添えて、「どうぞ」だった。たかが漬物だろうと見ていた。また「どうぞ」と、促された。一つまみ、手皿でいただいた。「うんっ」なんだ、この美味しさはと。もう一口食べて、この塩加減と、うま味は、なんだろうと。今度は、行儀悪く、皿を持って、無言で、味わっていた。「どうですかぁ」と、問われ、皿と箸を持った顔は、間抜けの面だったと思う。「きゆうりとみょうがが、柔らかくて、美味に、びっくりした」と、答えた。いつもは、スーパーで買い、浅漬けの素を、使っている。いつもの、出来合いの味に、なれてしまっている舌も、びっくりしていた。ジャンルを、男の料理としたが、切ってまぶしたものでも、美味にはならない。大量の、どんな隠し味を、使っているのだろうかと。されど漬物と、感心をした。にわか専業主夫では、漬物を語るには、十年早いのだろう。
今月の法話は、普廻向。写經会の始めに、經文の、懺悔文から般若心經、光明真言、最後に、普廻向の、「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」、を、唱えて終わる。今月は、お彼岸になる。お墓参りもある。手を合わせて祈る時は、般若心經の一部分を、唱えてるのも良し、または、普廻向を、唱えるのも、一番いいようだ。