アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

早い時間の更新です。
これから奈良に2泊3日で出張します。
今日の午後は主に観光が目的です。

1.以前、一部を紹介した本を正式にお勧めします。

『「聴く」技術が人間関係を決める』(宮城まり子著、ナガオカ文庫、638円)

著者は法政大学・大学院教授にして、臨床心理学、キャリア心理学などの大御所です。
よくぞここまで平易に「聴く技術」に書いてくれたものだと感嘆しております。

私が対人関係のサポートする人のためにお勧めするのは、次の5点によります。

私の推薦理由の第1は、「聞く」ではなく「聴く」としていることです。
私は「聴き上手」のように、人の話を積極的に聴く場合は「聞く」ではなく「聴く」を使うのが望ましいと思っています。
カウンセラーのかなりの人たちが「聞く」を使っているのを残念に思っていました。

推薦理由の第2は、対人関係のサポートするあらゆる人にフィットした本であることです。
カウンセラーだけを対象にする本はかなり専門的なことが書かれていますが、この本は「カウンセリング・マインド」の言葉を使いながら、日常的に人と関わる人向けに書いています。

第3は、聴き方の「悪い例」と「よい例」が対比して書いてあることです。
そのことで、読者が「そうそう、こうすればいいんだ」と納得できる点です。

第4は、第4章に「こんなときどうする? 話を聴くときのQ&A」が配置されていることです。
序章  だれだって話を聴いてほしいと思っている
第1章 「聴き上手」は仕事でこんなに役に立つ!
第2章  だれでもできる! 聴き上手になるちょっとしたコツ
第3章  「マイカウンセラー」になって人の心をつかむ
で聴き方の基礎的なことを学んだ上で、この章では27の場面ごとの聴き方の対応で応用が利くようになっています。

第5は、第4章を除く各章(序章を含む)に「まとめ」があることです。
わかったつもりの読者のおさらいになります。

私個人として特に参考になったのは、次の2つです。

(1)上手に質問するための「話の3要素」としての①事実(出来事)、➁気持ち(感情)、③欲求(願い)
これは、カウンセリングの際のエピソードを捉えるのに有効です。

(2)人生のさまざまな転機を聴くときの4つのS
 ①状況(Situation)、➁自分自身(Self )、③支援(Support )、④戦略(Strategy)
キャリア・チェンジの際を聴き取るのに有効なようです

この本を身近に置きながら人の話を聴き、その時の対応の良し悪しを判断する手引書にもなる本として活用できそうです。


2.本日21:00から配信のYouTubeアドラー心理学専門チャンネルは【アドラー心理学】自己肯定感あがきに代わる自己受容」のタイトルで私がお届けします。



https://www.youtube.com/channel/
UCFSDEPGZ4kUu2a0EsTtWwmA
から入ってご覧ください。

このYouTubeは3月27日配信の21:00からはYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド では「【アドラー心理学】99%の人か゛陥る【自己肯定感】のワナ」と共にご覧いただくことをお勧めします。



最近の書籍を例に自己肯定感だらけの最近の状況を憂え、自己肯定感を求め続ける3つの危険性を指摘しながら、自分探しの自己肯定感より自分創めの自己受容をお勧めしています。

8分ほどのYouTubeです。是非ご覧ください。
動画リンクはこちら
   ↓
https://youtu.be/I0_pAFK7Gwo

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<お目休めコーナー> 5月の花(27)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月7日)でゴールデンウィークが終わりました。
私は3日だけ研修を担当し、その他の日は、今日から始まる
14日間連続の研修の日々に備えていました。
じっくり英気を養えたので、心身ともにとても健康です。

さて、4月10日のヒューマン・ギルドの設立38周年の前後からずっと、「もしもう一度ヒューマン・ギルドを起業し始めるとしたら?」とずっと考えていました。
おそらく小さく始めて、人件費、賃借料などをできるだけ低く抑えて、
SNSを駆使しながら展開することでしょう。

そんな『私がもう一度ヒューマン・ギルドを創業するとしたら』の考えにとてもマッチした本の紹介です。

山口朋子さん(株式会社アップリンクス 代表取締役、、女性のためのネットスキルアップ塾「彩塾」代表)と山口拓朗さん(株式会社アップリンクス 取締役、山口拓朗ライティングサロン 主宰・代表)の本です。
山口ご夫妻とは4月6日にランチ、5月1日にディナーをご一緒し、急接近しました。
そのお2人からいただいたのが『オンライン起業の教科書』(山口朋子著、日本実業出版社、
1,650円)と『NEWフリーランスの稼ぎ方』(山口拓朗著、明日香出版社、1,650円)です。

 

独学でホームページ制作を学び、2001年からインターネットを活用したビジネスを本格的に始める。
2008年より、好きなことで起業したい主婦のITスキル向上を目的に、ネット集客について学ぶ「彩塾」を主宰。
セミナーやコンサルティングを通じて、15,000名以上の起業にかかわる。

こんな山口朋子さん活動の根底にある、最も大切なのは、「相手が望むものを提供できる相手想い」と「おわりに」に書いてある言葉が私にガツーンと一発食らわしてくれました。

確かに『オンライン起業の教科書』のタイトルのとおり

・Part1 オンラインであなたの可能性を見つけて、おウチ時間にゼロから起業!
・Part2 月3万→10万円……コンスタントに売上を伸ばす!
・Part3 オンラインで「仕組み化」して売上を加速させる!

の構成からすると、ゼロから1に至る起業のノウハウブックのようでもありますが、山口朋子さんからは徹底的に「相手想い」がこの本から伝わってきます。


一方、『
NEWフリーランスの稼ぎ方』は、一般のフリーランスが特定の企業を雇用契約を交わすのではなく、案件ごとに自由に契約できるスタイルの働き方を意味します。
ところが、山口拓朗さん の提唱する
NEWフリーランスは、「仕事を請け負う」+「CtoC型サービスを提供する」のハイブリッド型です。
山口拓朗さん ご自身が出版社を退職してしばらく、一介のフリーライターとしての請負仕事から脱皮する転機をもとに「伝わる文章の書き方」の専門家に至ったプロセスをなぞっていますので、とても説得力があります。

特に私は中小企業診断士の立場から第4章の「稼ぐためのSNSの利用法」が参考になりました。
起業・起業支援のためにとても参考になるどころか、これからのヒューマン・ギルドのために大いに活用したくなりました。

この2冊の本の共通点は(1)借りものではなくお2人の実体験に基づいていること、(2)オンライン起業やNEWフリーランスのためのノウハウブックに留まらず「仕事と人生の可能性を広げる生き方の本」であることです。

私は『私がもう一度ヒューマン・ギルドを創業するとしたら』と考えながら、もっともっと山口夫妻から学びたい心境にあります。
それだけ魅力溢れるお人柄のご夫婦の多くの本の中の一冊です。
セットでお読みになるのをお勧めします。

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<お目休めコーナー> 5月の花(7)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

久しぶりの本の紹介です。
『プロティアン』(田中研之輔、日経
BP、1,650円)

プロティアン】という言葉の語源はギリシア神話に出てくる、思いのままに姿を変える神プロテウスのことで、【プロティアン・キャリア】はボストン大学経営大学院で組織行動学や心理学の教鞭を執るダグラス・ホール教授が1976年に提唱した概念。

著者の田中研之輔さんは「はじめに」で次のような問いを発しています。

30年後、どこで、何をしていますか?」
「毎日、どのように過ごしていますか?」
「あなたは、今に仕事を失ったらどうしますか?」
「あなたの強みは何ですか?」

このような問いに対しては、70歳まで働き、100年を生きる今こそ、自律的なキャリアを求めようとする一人ひとりが回答をしなければなりません。

この本を読みながら私は、前提がアドラー心理学にとても近い雰囲気を感じました。

第1に「人は一人ひとりユニーク」である点
第2は「社会を抜きにしての個人は考えられない」という点

今まで読んできたキャリアに関する本は、組織の一員としてのキャリア論の趣が強かったのに対比すると、この本は「インディビデュアル(「直面する仕事・交友・愛のタスクと分割不能な全体的な存在としての個人」)のためのキャリア論です。

そのところは、著者の3つの視点で明確です。

(1)キャリアは組織に預けるものではなく、自分で育て、形成する
(2)キャリアは昇進などの結果ではなく、生涯を通じた全過程である
(3)キャリアは変化に応じて、自分で変えることができる

こうした考えをもとに

■第二章 「キャリア資本」の構築 --組織を活かし、変幻自在に生きる
■第三章 「ビジネス資本」の蓄積 --仕事に没頭し、自己を磨き続ける
■第四章 「社会関係資本」の形成 --本当の豊かさを育てる

の中で縦横無断に論じ、

■第五章 「経済資本」に転換する --稼ぎ方を戦略的にデザインする

として、さらには独創的にダグラス・ホール教授の説からの飛躍が展開されます。
まさに【プロティアン】です。

さらに

■補論 プロティアン・キャリアのもう一つの道 --"複業"で働き方をアップ

では、複業研究家の西村創一郎氏との対談で、度肝を抜かれることが語られます。

キャリア論としてだけでなく、100歳までアクティブ・シニアを志す人のための必読書としてお勧めします。

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<お目休めコーナー> 3月の花(29):東中野~落合にかけての桜



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

アウトプットー話し方、書き方、動き方(行動力)ー についてとても学びになった本の紹介です。
『アウトプット大全』(樺沢紫苑著、1,450円+税、サンクチュアリ出版)。

「インプットとアウトプットの黄金比は3:7」というところが私たちの常識をぶっ飛ばします。
私たちはとかく、読む、聞くなどの学びのインプット重視でアウトプットはほんのわずか。
この本は「学びを結果に変える」アウトプット法を脳科学、心理学に基づいて心憎いくらいに書いてくれています。
いつしか私の本は付箋紙でびっしり。

80のアウトプット法が2ページ、時に4ページで書かれ、その他にアウトプット力を高める7つのトレーニング法も紹介してくれています。

私の場合は、ブログ、Facebook、Twitter、YouTubeなどが「点」のアウトプットになっていて「線」はわずか、「面」に遠く及んでいないことを反省させられました。

学び好きの方、これからますますアウトプットしたい方に強くお勧めです。

著者の樺沢紫苑先生(精神科医)と私は3月7日(火)の晩に開催された川原礼子さん の出版記念パーティーでお目にかかり、長谷静香さん に写真を撮っていただいていました。

樺沢紫苑先生はベストセラー路線をひた走る 川原礼子さん の『気づかいの壁 ー 「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変える、たった1つの考え方』(1,650円)の推薦でもあられます。


ついでに、昨日、ランチに出かけた折にまたカミさんをご近所のお寺巡りをしてきました。
その写真を数枚。

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<お目休めコーナー> 3月の花(19)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

中山国際法律事務所の代表弁護士の 中山達樹さん (インテグリティエヴァンジェリスト)からいただいていた『インテグリティ~コンプライアンスを超える組織論 』(中央経済社、1,980円)をじっくり読みました。

インテグリティ:コンプライアンスを超える組

「誠実・人格の高潔性・正直・品位」などとも訳されドラッカーがよく使った”Integrity”「インテグリティ」ー 彼の本のほとんどの訳者の上田惇夫氏の訳では「真摯さ」ー による企業文化論・組織論と言っても間違いはないでしょう。


著者の 中山達樹さん とは2月28日にお目にかかってすぐランチしながら話をしましたが、その場でお人柄に魅了されました。

このお人柄ありてのこの本が『インテグリティ~コンプライアンスを超える組織論 』です。

第一にとても明快な本です。
回りくどさがなくとても端的な表現の本です。
左側が本文、右側に図表の構成で頭に入りやすい。

第二に構成がとても見事。
次の章立てになっています。

第1章 コンプライアンスの限界
第2章 インテグリティの意味
第3章 コンプライアンスとインテグリティの違い
第4章 組織論としてのインテグリティ
第5章 インテグリティ導入のメリット
第6章 インテグリティ導入のポイント
あとがき

第三に着眼点が鋭い。
冒頭から日本の多くの会社のコンプライアンスが(1)機能不全に陥っていること、(2)解釈が拡大し続けてもう限界に達していること、(3)悪しき手垢が付いてしまっていることを論じています。

第四にコンプライアンスを超える組織のあり方としてインテグリティを提唱しています。

第五にインテグリティの美徳としてリーダーシップ、勇気やコミュニケーションを説いてくれています。
このへんのところからアドラー心理学と近いものを感じます。

第六に個人のインテグリティと組織のインテグリティ(会社理念との一体化)とに分けて、豊富な具体例とともに分かりやすく解説しています。

こんな本を書けたのは戦略的な発想力の持ち主である中山達樹さん だらかでしょう。

私は密かに中山さんの名言を手帳に書き留めていました。

「戦略不足は戦術では補えない」

中山さんはまた、志の高い人間愛に満ちた人のようです。

私と会ったその日に、達筆な字で巻紙に礼状をくださいました。

山中さんとの出会いとこの『インテグリティ~コンプライアンスを超える組織論 』を大切にします。

有難うございます、中山さん。

今日は今から奈良に日帰り出張。
奈良の経営者を対象に生涯現役論をぶってきます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

川原礼子さん(株式会社シーストーリーズ 代表取締役、ヒューマン・ギルド会員)からいただいた『気づかいの壁 ー 「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変える、たった1つの考え方』(1,650円)を早速読みました。

気づかいの壁――「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変える、たった1つの考え方
 
川原 礼子
ダイヤモンド社

土曜日に読み始めて、途中でやめられなくなり、その日のうちに読み終えました。

川原さんとはダイヤモンド社でこの本を編集を担当された種岡 健さんと一緒にお食事をして、出版に至る推移をお聞きしていましたが、(1)『気づかいの壁』という絶妙な内容とタイトル+(2)ベストセラーを次々と生み出している敏腕編集者の種岡 健さんのプロデュース+(3)ベストセラー作家でもある樺沢紫苑先生(精神科医)の推薦の3点セットが支えになっています。

それだけではありません。
抜群に読者を掴んで離さない構成と内容がサイコーです!

構成は、「はじめに」と「序章」に60ページを費やし、そこで川原さんの(1)カリフォルニア州バークレー・コンコードでの寿司店の女将+(2)株式会社リクルートのCS推進室でのクレーム対応を中心に、電話・メール対応、責任者対応+ヒューマン・ギルドでのアドラー心理学の学びのという3つの体験に裏付けられています。

内容は、気づかいの前に(1)「自分の心の壁」と(2)「相手の心の壁」の2つの壁を指摘し、それぞれの越え方と尊重の仕方を第1部で教えてくれています。

さらには第2部で「気づかいの『5つのコツ』」として具体的なヒントを提供してくれています。

1章 決めるハードルを下げる
―― 「限定」のコツ
2章 相手に心の準備をさせる
―― 「予告」のコツ
3章 答えではなく情報を与えるスタンス
―― 「共有」のコツ
4章 相手のスペースに踏み込まない
―― 「領土」のコツ
5章 覚えてくれている安心感
―― 「記憶」のコツ

私自身は「電話は『カメラオフ』のツールである」(P.148 ~149)、アドバイス好きな人に対して「ありがとうございます。・・・・ここから先は、私の成長のために自分で考えてみます」と返すこと(P.168~171)など、付箋紙だらけになってしまいました。

また、かわいらしいイラストが内容を的確に表現してくれて、記憶にしっかりと残ります。

ヒューマン・ギルドの関係者には、私たちの中からベストセラー作家を誕生させるために大いに応援していただきたいと呼びかけます。
それにふさわしい本です。

その具体策として2月23日(木・祝)開催のアドラー心理学ゼミナールとその後の皆さんの応援にかかっています。
何とぞよろしくお願いいたします。

タイトル:「出版記念セミナー:アドラー心理学を学ぶ私が人との関わりに悩む若手へのメッセージを本にするまで」
日時:2月23日(木・祝)11:00~13:00
書籍名『気づかいの壁 ー 「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変える、たった1つの考え方』(ダイヤモンド社、1,650円、初版7,000部) 

講師:川原礼子さん(株式会社シーストーリーズ 代表取締役)

オンライン参加申し込み https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1027
会場リアル参加申し込み https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1028

レコーディングがうまくいけばアーカイブ録画販売もいたします。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月22日)はお休みの日。
カミさんからTwitterやYouTubeを中心としたSNSマーケティングについて助言を受けたり、ランチに行ったり、パソコンとは離れた1日でした。
今も前身のパソコンを使ってブログを書いています。

さて、12月開催のマリーナ・ブルフシュテイン博士の【ソクラテスの対話法】を契機にソクラテスのことを知りたいと思って岸見一郎さん著の『幸福の条件ーアドラーとギリシア哲学』(角川ソフィア文庫、792円)を読みました。

この本は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)より10年前の2003年に『不幸の心理 幸福の哲学』のタイトルで唯学書房から刊行されていた本を文庫化したもので、私は前作をも読んでいました。

幸せとは何か、生きることとは何かをアドラーを筆頭とする心理学者、プラトンなどの哲学者、小説家たちの説を紹介しながら「より善く生きる」ための知恵を授けてくれる本です。

他の本と比べて岸見さんの家族やご自身のことが随所に登場し、『嫌われる勇気』のようなプロデュースされた岸見さんではなく人間味あふれた岸見さんが窺えます。

章立ては次のようです。

第1章 なぜ幸福になれないのか
第2章 幸福な対人関係を築く
第3章 幸福とライフスタイル
第4章 幸福の位置
第5章 善く生きるとは

私にとっては、第5章の「善く生きるとは」の次の一文だけでも「哲人ではなく、哲学者そして人間、岸見一郎」を高く評価します。

生とは「ただ生きる」ことではなく「善く生きる」ことである。
明日を今日の延長にしてただ生を先に延ばすことでは、今の生を完全にすることはできない。
明日のことを思わず、今日の1日を満ち足りたものとして過ごす。
もしも1日1日を、さらにはこの一瞬一瞬を大切に生き切れば、ともすれば見逃してしまう何気ない瞬間が違ったふうに見えてくる。
ちょうど旅に出た時に、目的地に着くことではなく、そこに至るまでの途中の景色を楽しむように。
効率的、あるいは能率的に目的地に着くことは旅とは無縁である。

時々立ち止まりながらじっくり読むことをお勧めします。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

『自分らしく何かをはじめたい』人にお勧めの本です。

『まずは小さくはじめてみるー変わらない日常から抜け出す0→1実践ガイド』(大木浩士著、すばる舎、1,540円)

大木浩士さん(OOKIWORKS・代表/企画プロデューサー、ヒューマン・ギルド会員)から贈呈され、正月3が日に読んだ本です。

大木さんは、とちぎ未来大使・交流企画プロデューサー/キャリア教育プログラムプロデューサー/都市と地域の人をつなぐ里都プロジェクト・代表/出羽三山の山伏/神社研究家などの顔も持つ多才な人です。

元はと言えば、2011年に発生した東日本大震災を契機に人が持つクリエイティブの力を引き出しながら、学び合いの場づくり、交流の機会づくりを行ってきた方です。

その活動の集大成が”はじめ方ガイドブック”でもあるこの本です。

全体で43ある「ヒント」だけでも、最初のいくつかを中心に列挙してみれば、「大木流はじめ方」として”0→1実践ガイド”の趣旨をご理解いただけるはずです。

ヒント1 0を1にするために、小さな初動をつくってみる。
ヒント2 まずは無理なく、できて当たり前の目標を設定する。
ヒント3 小さな活動の継続が、大きな成果につながっていく。
ヒント4 簡単なことを分解すれば、行動の指針が見つけやすくなる。
ヒント5 まずは小さく試作品をつくり、「やっている」をつくる。
ヒント6 つくりたい未来のために、今、小さな種をまいてみる。
ヒント7 考えを紙にまとめ、人と出会い、話をする。それらが種まきになる。
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ヒント17 ビフォーとアフターを考え、つくりたい未来をイメージする。
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ヒント32 男女のバランスを考えたチームづくりを行う。
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ヒント43 心の中をきれいに保ち、無意識からのサインに気づきやすくする。

このステップは行動主義心理学の「シェイピング」という、スモルステップを一段ずつ登っていき、「困難を分割」しながら進める技法として裏付けられています。

無理なく、無駄なく、「自分らしく何かをはじめ」て、いつの間にか「変わらない日常から抜け出している」あなたをつくり上げる「実践ガイド」の本だと言ってもいいでしょう。

大木さんには、5月のある日、ヒューマン・ギルドでこの本をもとにした講演会を開催するお願いをしています。
ヒューマン・ギルドの2月号のニュースレターでお知らせができるかもしれません。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

3が日を終えて、ヒューマン・ギルドの仕事始めは明日の1月5日からですが、私自身は本日から仕事を始めます。

さて、昨年の12月の後半に見過ごせないニュースが入りました。

日本の労働生産性、OECD38か国中27位と過去最低…7位米国の6割以下
(2022/12/19 18:49 読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221219-OYT1T50163/

概要次のような内容でした。

日本生産性本部が12月19日に発表した2021年の労働生産性(働く人が一定の時間内にどれだけモノやサービスを生み出したかを指標化した数値)の国際比較について、日本の1時間あたりの労働生産性は49.9ドル経済協力開発機構(OECD)加盟38か国中27位
比較可能な1970年以降、最も低い順位となった。

1位はアイルランドで139.2ドル、2位はルクセンブルクで119.2ドル。

この謎についてサブタイトルに「まじめに働いてもなぜ報われないのか」が付いた『日本的「勤勉」のワナ』(柴田昌治著、朝日新聞出版朝日新書、869円)を新年早々に読んで、多くの人たちに読んでほしいと願い紹介します。

株式会社 スコラ・コンサルト のプロセスデザイナーの杉本優美子さん からいただいた本ですが、新年早々一気に読んでしまいました。

著者は株式会社 スコラ・コンサルト の創設者の柴田 昌治氏。
約30年にわたってのべ1,000社近くの日本企業の変革をサポートしてきた組織風土改革の第一人者です。

著者はまず、「まじめに働いてもなぜ報われない」日本の労働生産性が伸びない理由として、日本人の美徳である「勤勉さ」が生み出す無自覚の、目的や意味を考えずに、「どうやるのか」から始める、たださばこうとする態度・姿勢の「思考停止」 を指摘します(第1章、第2章)。

またその思考法を「役職意識」旺盛で、前例踏襲の「閉じる場」を生み出す「枠内思考」と呼びます。

ところが、第3章 「自分で判断する力を育む『軸思考』」に入ると、「”意味や目的、価値”を考え抜く姿勢」の「軸思考」で読者に勇気を与えてくれます。

”軸”についての仮説として次の7つを提示してくれるのです。

(1)めざすものを持った生き方を志向する

(2)タテマエよりも事実・実態を優先する

(3)”当事者”としての姿勢を持つ

(4)常に”意味や目的、価値”を考え続ける

(5)”拓かれた仮説”にしておく

(6)”めざすもの起点”で考える

(7)衆知を集めて担当責任者が決める

そして、「大切なのは『自分なりの”軸”を鍛えていくこと」として、第4章 「新たな価値を生み出していく『拓く場』」では、仲間とともに「拓く問い」と「拓く場」で向き合うことを具体的に提言しています。

「自ら常に変わり続けていこう」という「進化を促進させる価値観」で大切なことは「進化し続けていく自分自身を信頼できる自分になること」という記述を読んだときは「これはまるでアドラー心理学の価値観と同じではないか!」と感動を覚えました。


私がここ数年の間に強く感じているミッションは「組織にアドラー心理学の価値観を浸透させたい」ということで、そのことに対して重要な示唆を与えてくれたこの本に年初に出合えたことに深い感動を覚えます。

杉本優美子さん 、ありがとうございました。


◆ヒューマン・ギルドの今年最初の講座はアドラー心理学セミナールです。

第182回1月9日(月・祝)「精神障害者の中にある共同体感覚」アドラーと出会って、過去から未来に繋がった勇気づけへの道
 講師:川出勇さん(公認心理師、ELM勇気づけトレーナー)
※講師からのご説明※
『物を大切に 人を大切に ちきゅうも大切に』これは、私の勤めている「リサイクルわかくさ」という精神障害者就労支援事業所で3年前に立ち上げたコンセプトです。
 2022年からアドラー心理学を学ぶようになり、実はこのコンセプトは共同体感覚ではないかと気づき始めました。
 今だからこそ、等身大で語れる、あまり表には出てこない「精神障害者就労支援事業所」での奮闘記を語ってみたい、皆様と共有していきたいと思いました。
 皆様と一緒に共同体感覚について考えていける時間にしたいと考えています。
オンライン参加申し込み1月9日分 https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1039
会場リアル参加申し込み1月9日分 https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1038

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12月6日(火)に私が渋谷クロスFM【プロフェッショナル リーダー ~経営者・人生の1ページ~】が動画となって一般公開されました。

株式会社サイラスコンサルティング の代表取締役の星野友絵 さん (写真右)と スタッフの遠藤庸子さん (写真中央)のナビゲートによって出演した50分ほどの番組。

https://www.youtube.com/watch?v=
plS1fbB01tM&list=PL4emyEW01XRXzR3
Ium8vw2sUmJhNvXQmO&index=1

『娘が理解できません ― 大人になった娘のために、母親は何ができるか』(小学館クリエイティブ発行、税込1,540円、12月7日発売)の内容のことがほとんどでしたが、21分後から20分ほど小齋希美さん (株式会社サイラスコンサルティング メンバー、下の写真一番右)の公開カウンセリングを行っています。

アドラー派の公開カウンセリングの方法としても参考になりますよ。

「信頼の不足が心配を招く」とさりげなく語っています。

早送りしてでも是非ご視聴ください。

◆渋谷クロスFM 88.5MHzには4月5日にも出演していて、その内容は以下で視聴が可能です。
是非、ご視聴ください。

【プロフェッショナル リーダー ~経営者・人生の1ページ~】2022.04.05放送分MC 星野友絵 遠藤庸子 ゲスト 岩井俊憲 (有限会社ヒューマン・ギルド 代表)
   ↓   ↓
https://www.youtube.com/watch?v=
BYyusLCiv3o&list=PL4emyEW01XRXzR3
Ium8vw2sUmJhNvXQmO&index=9&t=2433s


・収録後のことは2022年12月7日付けブログ 日常性の回復:今週のことについて(日記風に)として書いていますので、お読みください。

・4月に出演時のことは 2022年4月6日付けブログ 渋谷クロスFM 88.5MHzに出演し、星野友絵さんと過ごした1日 として書いていますので、お読みください。

 

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<お目休めコーナー> 12月の花(19)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(11月28日)は在宅勤務の日でした。

1.小学館クリエイティブの 酒井 徹さん がわざわざ著者用の見本を大量にヒューマン・ギルドにお届けくださいました。

ヒューマン・ギルドでは今日・明日中にご協力をいただいた方々にお贈りします。
届いたら是非、各方面にお声がけくださいね。

Amazonでも予約販売が始まっているようです。

<お目休めコーナー> 11月の花(26)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

新潟に研修のために来ています。

1.新幹線内で永藤かおるさんに勧められ借りた本を読みました。

『先生、どうか皆の前でほめないで下さい ー いい子症候群の若者たち』(金間大介著、東洋経済新報社、1,650円)

詳しく書いてもいいのですが、タイトルと--の後のフレーズで察しがつきます。

第1章 先生、どうか皆の前でほめないで下さい
--目立ちたくない若者たち
第2章 成功した人もしない人も平等にして下さい
--理想はどんな時でも均等分配
第3章 自分の提案が採用されるのが怖いです
--自分で決められない若者たち
第4章 浮いたらどうしようといつも考えてます
--保険に保険をかける人間関係
第5章 就職活動でも発揮されるいい子症候群
--ひたすら安定を求めて
第6章 頼まれたら全然やるんですけどね
--社会貢献へのゆがんだ憧れ
第7章 自分にはそんな能力はないので
--どこまでも自分に自信のない若者たち
第8章 指示を待ってただけなんですけど
--若者たちの間に広がる学歴社会志向とコネ志向
第9章 他人の足を引っ張る日本人
--若者たちが育った社会
第10章 いい子症候群の若者たちへ
--環境を変える、自分を変える

専門学校や全入の私立大学の学生の姿ではありません。
金沢大学などで教鞭をとる現職教授の本です。

若者の実態と豊富なデータで日本の前途を悲観してしまう本です。

ただ、直視せざるを得ない現実です。

第10章「いい子症候群の若者たちへ」では、金間教授は理系出身のモチベーション論の大家らしいメッセージを発しています。

若者の実態を把握するために避けて通れない現実を学べる本としてお勧めします。


2.株式会社 新星出版社 の編集担当の佐藤睦海さんから『ビジネス教養 アドラー心理学』のflier広告の件でメールが入りました。

こんな内容でした。

Flierという会員制の本の要約サイトにて、
弊社書籍を度々取り上げていただいており、
現在はアドラーの要約を掲載中なのですが、
今週のランキングにて、全体1位になりましたので、
お知らせいたします!
https://www.flierinc.com/summary/ranking?tab=weekly

また、同社では昨年11月より東海道・山陽新幹線の
利用客を対象とした「EX 旅のコンテンツポータル」にて
要約サービスを提供を開始しているそうで、
今回の『アドラー心理学』要約記事掲載が
下記の要領で決定いたしました。

■要約掲出期間
 11月1日~12月上旬予定(期間は変更になる可能性がございます)
■対象者
 東海道・山陽新幹線(東京~博多間)、小田急ロマンスカーの全編成車両をご利用いただく乗客
■提供方法
利用者ご自身の端末(スマホなど)から専用のWi-Fiに接続することで
閲覧できるサイト内にてご覧いただく形となります。
※車内限定で閲覧可能。



また、先日は戸田久実さんからは次のようなお知らせを受けました。

先生の新星出版のご本が、荒木博行さんのVoicyで紹介されていました。
10月11日ですので、少し前なのですが、岩井先生の本が紹介されている!
と嬉しく、メッセージをしました。
https://voicy.jp/channel/794/400432

荒木さんのVoicyは32000人フォロアーがいる人気のvoicyです。
https://manabi-design.jp/profile/


佐藤さん、戸田さん、有難うございました。

このように『ビジネス教養 アドラー心理学』の拡販の動きがあるのがとてもうれしいです。

 

<お目休めコーナー> 10月の花(18)

 



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.戸田久実さん(ブログフェイスブックアドットコミュニケーション株式会社 代表取締役、一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会 理事)からお贈りいただいた新著『アサーティブ・コミュニケーション』(日本経済新聞出版、990円)を読みました。

まずは、私なりの感想を書きます。

「お互いの立場や主張を大切にした、自己主張・自己表現」である「アサーティブ・コミュニケーション」について1980年代にアメリカから伝わってきた内容そのままの本ではありません。

アンガーマネジメントやアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)も採り入れながら、最近のリモートワーク時のコミュニケーションにも使えるように進化が見られる「アサーティブ・コミュニケーション」の画期的な本です。

私が一番腑に落ちたのは第4章「アサーティブな表現のポイント」の部分です。
「ときには『言わない』という選択をしてもいい」というのは、一見「アサーティブ」に反するようです。
しかし、「言うか言わないかの選択は、あとで後悔するかどうかで決める」「自分の選択を誰かのせい、環境のせいにしない」という記述を読んで、輸入物を大きく超えた戸田さん流の察しのよさも込められた「アサーティブ・コミュニケーション」だと腑に落ちました。
「アサーティブ(英語で”asseretive”)」には「主張的」の他にどうしても「ひどく自信のある」「独断的な」という響きがあります。
その点を日本文化に馴染むよう緩和してくれているからです。

第5章の「ケース別対応例」は状況別、相手別、自分のタイプ別に「こうすればいいんだ」という明確な対応が書かれていて、しっかりとした手本になる内容です。

日頃から察しがよくアサーティブな【できる人】である戸田さんが、読者それぞれに合ったかたちで指南してくれるようなコーチぶりを発揮してくれた「アサーティブ・コミュニケーション」の決定版の本です。

主張性を磨きたい人だけでなく「ひどく自信のある」人にも強く強くお勧めしたい本です。


2.昨夕わくわく合宿プロジェクト立ち上げのZoomミーティングを番澤清美さん(写真下)、栗山慶美さん(写真上段右)と3人で行いました。

ミーティングの趣旨は、5月22日(日)に行った、石波義人さん(劇団四季の主力俳優)ご指導の「自己表現ワークショップ」を1泊2日の合宿制で11月5日(土)、6日(日)に開催しようとするものです。

◆「自己表現ワークショップ」の様子は5月23日付けのブログ この時期に、この人たちとだからこそ:自己表現ワークショップ をご参照ください。 
受講者が深い感動を覚えた1日開催のワークショップでした。

番澤さん、栗山さんのお2人共「私の秘書にしたい」と思うくらい【できる人】で、察しがよくアサーティブな人たち。
それぞれが目的に沿ってしっかりと意見を出し、役割分担も確認し合えました。

この3人のチームでヒューマン・ギルド久しぶりの合宿ワークショップのプロジェクトを遂行します。

ワークショップの詳細は8月末のヒューマン・ギルドのニュースレター発行時にはオープンにします。

<お目休めコーナー> 8月の花(13)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月11日)は午前中に平河町森タワーに所在する株式会社 ディスカヴァー・トゥエンティワン に行き『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』の購入特典動画の収録をしてきました。


この本の編集を担当された同社のプロダクトカンパニー 編集プロジェクトチームの大田原恵美さん(写真左)は前職の朝日新聞出版にいらしゃったときに『働く人のためのアドラー心理学』(朝日文庫)を世に出してくれた敏腕編集者です。

『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』(1,650円)もまた大田原さんとの強力タッグの産物です。
思わず一緒に踊ってきました(昨晩のフェイスブックご参照)。

Amazonでは昨日の6:00時点で売れ筋ランキング: - 17,609位本 (の売れ筋ランキングを見る本)でこんな具合でした。

- 60位 その他の経営理論関連書籍
- 66位 企業・経営
- 67位 経営学 (本)

発売日が8月26日であるにも関わらず、です。
とても有難いことです。

みんな違う。 それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと
 
岩井 俊憲
ディスカヴァー・トゥエンティワン

<お目休めコーナー> 8月の花(11)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私の63冊目の本(単著に翻訳、共著、監修本の一部を含む)の『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』(岩井俊憲、ディスカヴァー・トゥエンティワン、1,650円)に多くの方が関心をお寄せくださっていることがとてもうれしいです。

まずは、この本に込めた私の「想い」を「おわりに」に書いたことからお伝えすることにしましょう。

「こんなふうにすれば部下はうまく動かせる」というような操作的なリーダーシップ法をこの本で一切語りませんでした。

その代わりに「リーダーシップ=影響力」のコンセプトをもとに「一人ひとりみんな違って個性豊かな存在」「縦の関係に代わる横の関係」というアドラー心理学の理念に基づいて、上司・部下だけでなくあなたの協力者でもある、いわゆる「フォロワー」との相互尊敬・相互信頼を基盤とした人間関係に重要なメッセージを提供しています。

この本で私がお伝えしたかったことは、次のように3つにまとめられる、と言い切っていいかもしれません。

①「課題の分離」だけに留まらず「共同の課題」を通して
➁ あなたが所属するより広い共同体のために
③ どう考え、どう行動すれば建設的な対応になるのか?

を提案する本。

別の言い方をすれば、

① アドラー心理学だとして一般的に流布している、人と人とを切り離す作用をもたらす「課題の分離」の誤解を解いて、「共同の課題」に至るためのステップであることを書いた本であること
➁ アドラー心理学の価値観である「共同体感覚」についてビジネス分野でもっともわかりやすく、使いやすく説いた本であること
③ リーダーの判断基準として「正しい ー 間違っている」に代わる目的・目標志向の「建設的な対応」を徹頭徹尾追求した本であること

が3大特徴です。

この次にまた重要なメッセージが続きますが、それは後日を期します。

私としては画期的な本です。

コロナ禍の2年余が私の組織観、リーダーシップ観に大きな影響を与えました。

◆『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』はAmazonでも予約ができるようになっています。

<お目休めコーナー> 8月の花(7)



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