アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月14日)はオフの日の2日目で、私はオリンピックを楽しむほかにPHP研究所 から依頼されている 隔月刊『衆知』のBusiness Skill Review の部分に掲載される

思考と行動を変える 実践! アドラー心理学 ― 問われる人間力

という文章の4,000字(全4ページ)の原稿を完成させました。


さて、8月11日開催の アドラー心理学ゼミナール は、私の子ども時代の家族布置を語りながら、いろいろなことを思い出させてくれました。

2005年11月のある出来事をパソコンにワードで記録していたのを思い出したので、ここにその一部をコピペします。

11月6日・7日に宇都宮で研修があったことと結びつけ、次兄の家に泊まりました。
その際、私が5,6歳のころ法螺貝を極度に恐れた理由として、ある方から受けた前世療法で、私の前世が坊さんでありながら、修験道の教団から脱走し、法螺貝を吹く仲間から発見されるのを恐れて身を隠す自分のイメージとつなげたことを兄に話しました。

すると兄は、「何言ってるんだ俊憲、お前がなかなか寝ないでいると、おコーちゃん(当時のお手伝いさん)が『寝ないと法螺貝を吹くお坊さんに連れて行かれちゃうよ』と、さんざん脅かされていたんだぞ。覚えているか」と言われてハッとしました。

私の法螺貝恐怖は、前世とはまったく関係がなく、お手伝いさんから脅しの材料として植え付けられていたもので、物語は催眠誘導によってその時の私が創作したイメージでしかなかったことに気づいたのです。

このことを知って私は自分自身を解放できました。
小学2年生のころ、法螺貝を聞きながら「数年前、法螺貝を恐れている自分がいたな」という早期回想も出てきました。

アドラーによれば「人は記憶を作る」のです。

私の場合は、前世療法という名の催眠誘導を受けながら何かを語らなければならない場面で、子ども時代の恐怖を煽られた記憶をもとに、さも前世の記憶であるかのような物語を創作したのです。

私は、兄の指摘で迷妄から目覚め、「人は記憶を作る」を再確認し、より建設的な生き方を選びたいと強く思いました。

そもそも何も自分を窮屈にする記憶をわざわざ作り出して、自分で問題を抱え続ける必要はないのです。

<お目休めコーナー> 8月の花(11)

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