おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(2月24日)はアドラー心理学の世界の頂点に立つマリーナ・ブルフシュタイン博士(国際個人心理学会会長)の「勇気づけ:心配をやめ、動きはじめる方法」のワークショップを開催していました。
会場はシャロームみなみ風、30人の受講者が全国から集まっていました。
ファシリテーターの 梶野 真さん(日本アドラー心理学協会 代表理事)は、いつもと違ってとても饒舌にマリーナとの出会いの物語を語りました。
それに触発されたかのように、マリーナはアルフレッド・アドラーの孫のマーゴット・アドラーとの晩年の物語を語りました。
がんの病に侵されて死期を覚っていたマーゴットは、父のカート・アドラー(アルフレッド・アドラーの長男)から譲り受けていていた祖父の手紙を預かり、スキャナーにも取り、2年かけてドイツ語、ロシア語の手紙を英語に訳す貢献をなさったそうです。
そのことをもとに「温かい手から温かい手に渡す」という比喩を用いました。
◆マーゴット・アドラーのことは、2016年5月24日付けブログ:アドラーの孫は魔女研究家になった? としてブログに書いていますので、ご覧ください。
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https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20160524
さて、講座の内容については、詳しくお伝えしませんので、写真をお楽しみください。
講義だけでなく、実習、デモンストレーションも展開されました。
主催側の一人として唯一残念だったのは、せっかくグループを構成しながらグループ討議が一度もなかったことです。
私は、懇親会を仕切らせていただきました。
これぞ私の持ち味です。
27人が参加、初めて話をする人も和やかに溶け込めたようです。
宴が盛り上がってからは、5つのグループを代表して、昨日1日の感想を発表していただきました。
続いて、マリーナから返礼のご挨拶。
突然の指名にも関わらず、ユーモアたっぷりに語っていただきました。
中締めのご挨拶もいただき、私自身は失礼しました。
貴重なやり取りもあり、講座、懇親会両方で魂が震えるような感動を覚えました。
家に帰ってカミさんに感動の物語をシェアしました。
カミさんは、義母の遺品の中から結婚式の当日、両親に宛てた手紙を見せてくれました。
私は、義父母との間で不和・不快な体験が皆無かと思い込んでいましたが、たった一つ、ここには書きませんが、結婚のスタートにあたって憤懣やるかたないことがあったことを思い出しました。
そのことを相談して、見事な助言をくださったのが、今度、日本個人心理学会で一緒に講演をする古田富子さんでした。
3月3日(日)には、そのことを古田さんにご報告いたします。
妻から両親に宛てられた手紙。
それは、「温かい手から温かい手に」渡され、元に戻ってきた、大切な大切な物語でもあります。
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