アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日は3つのことをお伝えします。

1.生涯の師の映像に向かい合う日々-その3:ペルグリーノ博士の勇気づけ
2.続・ペルグリーノ博士(ブラザー)の大粒の涙
3.ペルグリーノ博士直伝の『夢のワーク』をオンラインで

1.生涯の師の映像に向かい合う日々-その3:ペルグリーノ博士の勇気づけ

昨日も、3日連続で生涯の師であるジョセフ・ペルグリーノ博士の映像と向き合っていました。
絶頂期の映像を今年のうちにDVDやデータでお届けするため『アドラー心理学の基本原理』のライフタスクと基本的欲求の部分のチェックをしていました。

講師のペルグリーノ博士と通訳の埴原由美さんのコンビは、四半世紀の時を超えて私たちを勇気づけてくれます。



最後の受講者からのシェアの場面では、持ち前の”Walking Encourager”(意訳:勇気づけで生きる人)ぶりが発揮されました。

2.続・ペルグリーノ博士(ブラザー)の大粒の涙

昨日に続いて「ペルグリーノ博士(ブラザー)の大粒の涙」の後半部分です。

電車が成田に着くと、ブラザーは私のことを気づかって「リラックスするんだよ、トシ」と声を掛けてくれました。
なんだか立場が逆のようでもありました。
もう一人の娘のティナさんからもリサ夫人の死去を知らせるメールが入りました。
「お父さん、強くあってほしい」という書き出しで始まっていました。

成田空港で昼食を取りましたが、ブラザーは朝からほとんど何も食べていないのにサラダとコーヒーだけを注文し、電車の中でリサ夫人と話すことができたと、涙を抑えて語りました。
「リサ、あなたは持病の心臓病で命を失ったけれど、苦しまずに息を引き取れ、今では天国に旅立った。あなたは、私にとっては最良の妻であり、子どもたちにとっても最良の母だった。辛く悲しいことだけど、これも人生なんだね」と。

食事が終わっても1時そこそこ。出発時間まであと4時間もあるのにブラザーは「トシ、君は仕事が沢山あるんだろう。僕は一人で待っていられるから会社に戻ったほうがいいよ」と促してくれました。
私たち夫婦は今度はそれぞれブラザーと抱擁を交わしました。
ところが、別れてすぐ、私のところにフロリダのマリー・ルーさんから「父に伝えて欲しい」と再度メールが入りました。こう書いてありました。

「お父さんへ
就寝する前にメールをしようと思い立ちました。私たち家族からお父さんがこれから最も困難な時を過ごすのに必要な力を授けようと、愛を込めて送信するものです。
私たちがどんなにあなたを愛しているか、お母さんを喪ってどれほど辛いかをお伝えしたいのです。だけどどうか覚えておいて下さい。今お母さんは心安らかになり、魂は苦痛を逃れているのです。

夫のローランドと息子のフィリップからも愛をお送りします。私たち家族は母の魂のために祈りを捧げます。寂しくなってしまうのは事実ですけれど。

お父さん、どうか忘れないでいて下さい。私たちの家はあなたの家、あなたがひとりぼっちでないことを。

ドーバル空港で落ち合いましょう。
安全な空路でありますように。

永遠の愛を
あなたの娘

マリー・ルー」

私はすぐにメールを見せにブラザーのところに駆け戻り、「マリー・ルーさんのメールに深く感動しました」と言いました。
ブラザーは、「私はアドラー心理学の方式で育った子どもたちを誇りに思っている」と答えました。
そのやり取りの後、今度は日本式に合掌をして別れたのです。

私は日本の仏式により49日間我が家で法要を行うことをブラザーに約束しています。
ブラザーからもらった最近のご夫妻の写真を仏壇の上に掲げ、毎朝毎晩家族で祈りを捧げています。
モントリオールの自宅に生花を届けると、早速メールでお礼が返ってきました。
マリー・ルーさんからは「父が日本で大変お世話になった。帰国の日のことを心から感謝している」と別にお礼のメールが届きました。

マイ・ブラザー、ジョセフ・ペルグリーノ! あなたは人生の一大局面においても終始言行一致した人でした。
悲しみの中にあっても私たちを気づかう寛大さと、最悪の事態に直面しても勇気と冷静さを保つ人でした。
私はあなたのことばだけでなく態度から大きな家族愛と人間性を学ぶことができました。     
リサ夫人(享年67歳)のご冥福をお祈りします。

合掌

3.ペルグリーノ博士直伝の『夢のワーク』をオンラインで

ペルグリーノ博士は、1999年から2019年までの23回の来日時に「アドラー心理学による夢解釈」の講座を3度開いてくれて、私はテキストの翻訳、講座への参加、個別のやり取りを通じて、アドラー派の中でもほとんど伝える人がいない秘伝部分を伝授されています。

そのエキスを4月5日(土)13:30-16:30 にオンライン(Zoom)で「夢を読み取る! アドラー派による『夢のワーク』」で披歴します。
   ↓
https://www.hgld.co.jp/plecture/view/829

夢を読み取る! アドラー派による「夢のワーク」講座
共催:ヒューマン・ギルド/Wellーlabo

おそらく年内でオンライン(Zoom)で「夢を読み取る! アドラー派による『夢のワーク』」を行うのは、この1回だけです。
お誘いあわせの上ご参加ください。
寝ているときも、覚めているときも、あなたの勇気づけになる講座で、あなたの日常生活に潤いをもたらします。

◆アドラー心理学による夢解釈について知るためには、このブログの「アドラー心理学による夢解釈講座」のカテゴリーをご覧ください。
    ↓
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/c/
5c2cb550f278b2ba02759d99f777806a

人気ブログランキングへ
(クリックして勇気づけを)

<お目休めコーナー> 3月の花(13)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )