遊び仲間に分けて貰った種から大きく育った「タチアオイ」だが、我が家の「夏の風物詩」となり、既に、満開を越えた状態になっている。
真っすぐ伸びる立ち姿を眺めると、自然と顔が上がり、大空に目が行って・・・まさに「夏到来!」と思うのだ。
枇杷の木を植えたのは何時だったのか、数十年も家を離れていた私には不明ながら、おそらく、母が、孫達に食べさせようと植えたのだと思う。
が、母は、植えるのは好きだが、手入れをするのが苦手(嫌いなんだと思う)な為に、母の生存中に枇杷の実が孫達の口に入る事は無かった。
私が、集中的に庭の管理(と言っても、鬱蒼とした枝を掃うだけ)をし出してから、漸く、ここ2、3年、少量の実が付くようになり、でも、食べごろかな?と思う時に、毎度「山鳥のおやつ」となってしまうという結果だった。
で、今年は、徹底的に「山鳥と対決」という体制にして、準備万端、手抜かり無きよう心がけて(太陽から実を遮る葉を取り除き、いい加減に大きくなったところで袋掛け等々)、漸く、本日、収穫となった次第。
上記写真の如くの収量だが、言い訳的には、この倍くらいあった。
そう、ちょい萎れたものや、密着していて痛んだもの等を取り除いた結果なのである。
山鳥と争ってまで食せねば・・・という執着した気持ちは無いけれど、ま、一回ぐらいは、孫(ひ孫)の口に入れてあげるのも、母への供養ではないかな・・・なんて、殊勝にも思っただけの事である。
昔、「屋敷内に枇杷の木は植えるな」みたいなことを聞きかじった気がするが、どういう意味なのかな?若しくは、私の聞き間違いか・・・何れにしろ、今現在、邪魔なのは事実だから、そのうち、切ってしまおうか・・・と、考えてはいる状況で。
次年からは、山鳥と分け合うのもイイカモと思う一方、手間数を考えたら(これからモット老いるのだからね)、山鳥のエサ場(おやつ程度だが)に開放したほうが、鳥のさえずりを楽しむ事が出来るかも知れない・・・何てことを、しょうもなく考えたりしている日々。