見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

松島日帰り周遊旅行(五太堂ご開帳)

2006-08-19 20:31:40 | 行ったもの(美術館・見仏)
○五太堂~三聖堂~日吉山王神社~瑞巌寺~円通院~雄島~観瀾亭(宮城県松島町)

 松島の五大堂(五太堂)・日吉山王神社・三聖堂が33年ぶりのご開帳になった。五大堂では、秘仏の五大明王が拝観できるというので、友人と出かけた。

 東京から早朝の新幹線に乗って、10時過ぎに松島海岸着。見ると、五大堂の周りには、既に長蛇の列ができている。いやー秘仏ご開帳はいろいろ行ったが、これにはびっくり。拝観先が小さいお堂であること、ご開帳期間が短いこと(8月18~20日の3日間)、松島がネームバリューのある観光名所であることなど、いろいろ理由はあるにしてもだ。前日は最高で2時間待ちだったそうだが、我々は、幸い、30分ほどの待ち時間で、お堂に入ることができた。

 五大明王像(平安時代、重要文化財)は、どれも1メートル弱の小ぶりなお姿である。装飾をひかえた、粗い彫りが東北仏らしい。破損は少なく、(いつのものか分からないけど)赤と黒の素朴な彩色もよく残っている。「ゆっくりで結構ですから、前へお進みください」と言われても、この状態では、思うようにゆっくり拝観できず、残念。

 三聖堂は、小さな庵室で、聖観音、孔子像、達磨大師という、不思議な三聖が祀られていた。意外に面白かったのは、日吉山王神社。神社の「ご開帳」というのは、あまり経験したことがなかったが、拝殿に上がり、本殿(ご神宝の猿面が飾られている)の前まで進ませてくれた。神社の内部って、あんなふうになっているのか! それから、瑞巌寺、円通院など、松島海岸の名所を周遊。石碑の立ち並ぶ霊場・雄島(おしま)には、初めて渡った。

 昼は松島で寿司、夜は仙台で牛タン定食を食して、満足。ただ、松島の銘酒・浦霞の「ご開帳記念ボトル」、買っておけばよかったなー。寿司屋のそばの地酒ショップで見かけたのだが、瑞巌寺門前のお土産屋には無かったのである。(8/20記)

■電脳松島絵巻(松島観光協会)
http://www.matsushima-kanko.com/index.html
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