素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

*洛西 退蔵院*

2009年03月21日 | 古寺巡礼

妙心寺山門の西側に建つ塔頭「退蔵院」を訪ねる。

竜安寺より南に位置する妙心寺に向かった。                        訳の判らない車一台しか通れない道に入ってしまったが、10分ほどで運良く妙心寺の山門前に出た。

妙心寺は大きい。境内は東京ドーム7個分ほどあると説明を受けた。              その境内の中には塔頭が47有るとの事です。その中の1つが退蔵院です。

国宝の瓢鮎図(ひょうねんず)を所蔵する院です。水墨画の始祖「如拙」(じょせつ)筆による日本最古の水墨画との事です。

                                               「瓢箪鯰」(ひょうたんなまず)抑々の発想は、この瓢鮎図によって名詞化されたもので、ことわざとして世俗的に解釈するとその意味は、瓢箪で鯰を押さえるように、のらりくらりとして要領を得ないと云う事、また骨折って功なく到底その目的を果たせないさまを云うようである。

方丈庭園は枯山水の「狩野元信の庭」と昭和の名園、中根金作が築いたと言われる「余香苑」の競演が見られました。

時期が時期だけに花は梅のみで目には今一でしたが、ここでは耳に素晴らしい思いが出来ました。それは「水琴窟」です。「つくばい」の下深く底を穿った瓶を伏せ込み、手洗水に使われた水が瓶に反響して妙なる琴の音の様に聞こえる。 

                                               日々あわただしい日暮らしの中、しばし侘び・寂びの風情を味わって頂ければ望外の喜びです。と添えられていました。

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*洛西、竜安寺*

2009年03月21日 | 世界遺産

白砂に15個の石を置いただけの石庭で名高い「竜安寺」を訪ねてみました。                           

夜通し走り続けて京都入りし、西本願寺で朝食を済ませ、頭もボーッとしていたのでゆっくり石庭を眺めながら時間をつぶそうと考えた。

山門から参道を教容池沿いに進み、石段の正面の建物(庫裏)を見て、以前に来て見た様子が思い出された。                               特に木組と白壁の調和が、境内の静寂な雰囲気の中に美しく感じられた。

三方を油土塀に囲まれた方丈南側の枯山水庭園(特別名勝)、白砂を敷き詰め15個の石を7・5・3に並べてあるようですが、どこから見ても14個しか見えないというので名高い。                                     これをあらゆる方向から全部見てやろうと思っていたが、なんとシーズンオフなので、庭園の工事が行われており、ノンビリ見ることも出来なかった、残念。

方丈広間の4枚の襖一杯に描かれた迫力ある龍の絵にはびっくりしました。      襖から飛び出して来そうなのです。見た事もない龍を、これ程の迫力をもって描ける筆者の想像力に感動しました。

方丈の裏手には水戸光圀公寄進といわれる銭型の蹲踞(つくばい)が置かれ、”吾唯足知”(ワレタダタルヲシル)となり、禅の格言を謎解きに図案化された無言の悟道だそうです。 

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