磐梯山の火口壁に現れる幻の黄色い滝「イエローフォール」を見てきました。
前日の夜は一晩中、本降りの雨で雪が消えてしまう心配があった。 でも今回の「もくもく自然塾」参加の目的はこの「イエローフォール」を見ることに有りましたので、翌日のツアーに参加しました。 翌日の天気予報は晴れとの事で、それに期待したのです。
集合場所の裏磐梯スキー場に向かったが、初めての裏磐梯で冬、辺り一面雪景色なので道も判りにくかった。予定時間の9時前には到着でき、待機。 雲あり風ありで天気の回復は望めそうも無い感じであった。
自然塾のガイド沖山さんが見えられ「上は霧で真っ白ですね?」、「天気は回復方向に向かっているのですが?」とアドバイスを下さり、自分も折角来て見られないのは残念なので、急遽午後のツアーに変更して頂いた。
磐梯山は1888(明治21)年の大噴火により巨大な土石流で幾つもの川が堰き止められ、五色沼、桧原湖、小野川湖などの大きな湖と小さな沼が200~300も出来ているそうです。
その中でも異色的な存在の「銅沼」(あかぬま)は、今回はほとんど凍結のため確認は出来ませんでしたが、誰が見ても美しいと思える沼ではないとの事です。
ただ一部飛び出した岩石を見ると、まるで錆びているかのような赤茶けた色をしており、沼自体が強い酸性で当然に魚も植物も生息していないようです。 それに進行方向の右手火口壁には今でも幾つもの噴煙が見られました。
行きは火口湖の「銅沼」を通り、帰りは森の中をスノーシュートレッキングして来ました。 途中の斜面では皆で滑ったり、転がったり、普段出来ないような童心振りを発揮して雪遊びを楽しみました。 その後にガイドさんが用意して下さった、熱い紅茶は体に染み渡る美味しさでした。目的の「イエローフォール」も見る事ができ、最高の冬の思い出となりました。