梅雨時でも、花が楽しめる平安神宮に寄って見た。 春には約300本の紅しだれ桜が満開になる。 その時期に参拝できれば、天を覆う紅しだれを楽しめたのだが、6月は花菖蒲や睡蓮、紫陽花である。
応天門をくぐると、白砂を敷き詰めた境内正面に、間口約30mの荘厳な大極殿が目に飛び込む。建物の朱と緑が映え、とても美しい。
平安遷都1100年を記念し、明治28年(1895)に創建され、平安京で最初の桓武(かんむ)天皇と最後の孝明(こうめい)天皇をお祀りしているとの事です。
緑の瓦と朱塗りの柱のコントラストが鮮やかな社殿は、平安京正庁の朝堂院を8分の5の規模で再現したものだそうです。
社殿の周囲に広がる3万3000㎡の神苑は池泉回遊式庭園(名勝)になっています。 その造園家は明治を代表する『小川治兵衛』の作庭で4つの神苑に分かれています。
八重紅枝垂れ桜がたくさん見られる南神苑
花菖蒲が群生する西神苑
三条大橋と五条大橋の橋脚を飛び石とした臥龍橋(がりゅうきょう)のある中神苑
御所から移された優美な尚美館と泰平閣(橋殿)が建つ東神苑