長い参道を登りきると、深遠な空気に包まれた国宝の本堂や三重塔などの大伽藍が目の前に現れます。
“近江西国第15番札所”・“神仏霊場滋賀3番札所”の天台宗松峰山『金剛輪寺』を参拝しました。
今から1,200年前、大仏様を建立された聖武天皇と行基菩薩により天平13年(741年)に開山された天台宗の巨刹だそうです。
本堂は鎌倉時代の代表的な和様建造物として国宝に指定され、堂内には秘仏本尊「聖観音菩薩」さまをはじめ阿弥陀如来像、十一面観音立像など十体の重要文化財指定の仏像が安置されているとの事です。
このお寺には、他では見かけない色鮮やかな風車を持ち、よだれ掛けをした可愛いお地蔵様が参道に並び、参拝者を迎えてくれます。 このお地蔵様を「千体地蔵尊」と呼ぶようです。
例年11月中旬から下旬にかけて、ヤマモミジやイロハカエデを中心に全山が色鮮やかに紅葉し、特に本堂周辺や庭園内の紅葉は『血染めのもみじ』
と呼ばれるほど深紅に染まります。