素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

※秋の玄宮園※

2011年11月27日 | 史跡・名勝探訪

近江路を歩く。まず琵琶湖の東岸、彦根から歩き始めました。

彦根城の北東にある大名庭園。                              この庭園から秋の彦根城を眺めたら、どんなだろうかと思い訪ねてみた。

天候は予報に反して曇り、外気温は10度を割って肌寒かったうえ、散策中に小雨が降りだした。がっくり。

玄宮園は中国の瀟湘(しょうしょう)八景にちなんで選ばれた近江八景を模して造られた縮景園(廻遊式庭園)だそうです。                             第4代藩主の井伊直興が延宝5年(1677年)に造営したそうです。

玄宮園の名前は、中国唐時代の玄宗皇帝の離宮をなぞらえて命名されたと考えられています。

池に臨んで臨池閣や鳳翔台などの建物が設けられ、彦根城を借景とする江戸初期の大名庭園として鑑賞できます。                               昭和26年には国の名勝に指定されているようです。

 

 

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湖東三山『西明寺』

2011年11月27日 | 古寺巡礼

毎年秋を迎える頃になると観光案内等に名の上がる湖東三山。  

湖東三山と呼ばれる寺院は龍應山《西明寺》・松峰山《金剛輪寺》・釈迦山《百済寺》の天台宗三名刹を呼んでいるようです。                       その湖東三山と三山の南に位置する永源寺は、湖国の秋を代表する紅葉の名所であり、艶やかに彩られた名刹を見てみようと訪ねた。

西明寺は、平安時代初期の承和元年(834年)、三修上人が仁明天皇の勅願により開創された、天台寺院で『日本100の古寺』の中に選ばれた古刹との事です。

本堂は鎌倉時代の代表的な建造物で、国宝第一号に指定されています。                                               本堂内には秘仏本尊薬師如来(重文)、不動名王(重文)、などが安置され、中でも頭に十二支の動物の顔をのせた十二神将はユーモラスな親しみやすさが特徴で、自分の生まれた年の干支の十二神将に願いを託す参拝者も多く《えと寺》としても有名だそうです。

三重塔は総桧造りの優美な塔として国宝に指定され、初層内部に極彩色で描かれた法華経の極楽世界の壁画はまさに圧巻との事ですが、一般は見学できませんでした。                                                                                   ただ今回は三重塔が前回の修理から37年が経過し、屋根(檜皮葺)の腐朽が甚だしくなり、耐用年数に達したことから、葺き替え修理を実施されており、修理中の様子を間近かで見学できるよう通路が設けられ、手を伸ばせば触れそうな位置に立て、とてもラッキーでした。

  無功徳   (むくどく)   

「一」の行為をすれば「一」の効果が歴然と現われなければ、無益、無用、無駄、愚行と一蹴してしまうことが多すぎます。                          功利的、打算的な行為を離れて純粋な人間性の心情から流れ出るものがあっても良いのではないでしょうか 

無益と思われても良い、愚行だと言われても良い、自分の信ずる道に黙々と邁進する仏の慈悲行、菩薩行をこの無功徳の語から学び取るべきです。

近頃、困っている人たちを無償で世話するボランティア活動が盛んになりつつありますが、これこそ、誰から頼まれたわけでも無く、心の奥底の一点無縁の大慈悲心から発露する菩薩行に他なりません。

上記言葉は細川景一著『枯木再び花を生ず』より引用させて頂きました。

 

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